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人の世界観を知る

この記事で、情熱を作り出しているなぁと感じた方々とご飯に行く機会があった。

「あの時の会議で夢について話が出た時、実はちょっと感動していたんです。ピュアな情熱があるから、夢が動くんだなって」
とお伝えしたら
「情熱だけじゃ苦しいけどね。最初はお金にはならないし給料が上がるわけでもない。だけど自分がやりたいことだったから続けてこれたんだ」
と仰っていて、自分で決めて動くことの表も裏も感じさせてもらえた気がしました。

その方は三度の飯より仕事で取り組んでいる物が好き。
その原理となっているのが量子力学。
毎週、その方から勉強会と称して原理から理論、製品として求められていることなど色んな話を教えてもらう。
中でもずっと印象的だったのは、数式を前にして「電子の気持ちになると振る舞いがわかる」と言われること。
私自身、細胞を観察しながら何となく細胞の気持ちを受け取ることもあったので、言わんとするところはわからなくもないのだけど、いかんせん数的センスが皆無なので示される数式のどこから電子の気持ちがわかるのかは謎。

「数式のどこから気持ちがわかってくるんですか?」と、不躾ながら聞いてみたら
「まずは微分」
とのお答え。
うーん…道は険しい。。
けどまぁ微分を使いこなす必要はないし、エッセンスの感覚を掴むならできるかもしれない。。
と、ほんの少しだけ、電子の気持ちに近づけそうな気分になったのでした。

その方をがっかりさせる質問だったかもな…と思いつつ、でも、この質問をして良かったな、と思いました。
ぼんやりと分からないままにするより、どこが分からないか位はハッキリさせておくと気が楽な感じがするもの。
その人の世界観を知るってこういうことなのかもなーと思ったのでした。

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