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【FX】USD/JPYノーポジ【株】含み損再拡大


前回

概要

 ドル円は150円台後半で揉み合っていて全く面白味無しでノーポジ。
 1時間足チャートを長期目線で見ると、もう数ヶ月前から下値切り上げ→揉み合い→上値切り上げのサイクルをひたすら繰り返していて、典型的な上昇トレンドである。時々ガッと下値を下げるがほぼダマシの用な感じですぐに元に戻ってくることからも、やはり相当に強い形になっているということで、結局こうして徐々に円安方向に誘導されているということがわかる。
 何度も言うようになんだかんだ言っても日本政府は円安を問題視していないどころか、歓迎しているムードがある。ただし、あまり急激に動いてしまうと国民から「何やってんだ、円高にしろよ!」とつつかれるので時々いちゃもんを付けるような素振り(口先介入)を見せて市場を牽制するポーズを見せている。そして物価高対策として、ほぼ無価値な給付金や根拠不明な微々たる減税をちらつかせて、その場を凌ぐという対策を打っている。
 これ、全て大企業から賃上げを絞り出すプランであって、当然ながら来年度の賃闘は輸出関連の大企業を中心に大幅アップで決着するのだ。だって企業の元締めである経団連は財務省と癒着していて、消費税増税を推進したいわけだから。
 今の頭と性根とモラルの腐った政府の考え方では、賃金が上がって名目上のインフレが目標値に達すればすぐに消費税を上げてくる。全てはそのためだけの計画的な行動なので、その時になって大ショックを受けないように、今のうちから覚悟を決めておくべきである。
 おそらく2年連続で大来な賃上げが成功すれば消費税は上がる。昨年、一度成功している。来年成功すれば2度めで、そうすると結果がわかっている上で建前の議論を始め、翌年の賃闘情勢予想が出た段階で成立になる。
 そうすると当然日銀はYCCを撤廃し、政策金利も上げることになり、為替は円高に振れる。住宅ローン等、長期のローンを組んでいる人たちは金利上昇によって大打撃を受ける。ただし、輸入品を始めとして全体の物価自体はやや下る。
 そして輸出関連の大企業の業績は悪化して賃上げに歯止めがかかり、また元どおりの未成長な国家に逆戻りする。
 日本政府はこれを安定と称する。
 要するにシナリオはもうできているということだ。
 覚悟しておきましょう。

 株は昨日同様全体的にやや上げてきてはいるのだが、相変わらすサンアスタリスクだけが窓埋めした近辺でずっとうろちょろしながらジリジリと下げている(笑)その影響で微妙に含み損の幅が拡大している。
 業績も悪くないし、規模もそこそこの企業なのになぁ。まぁまだ下窓を割り込んでいるわけでもないので、様子見。
 昨日悩んでいた三菱キャピタルがサポートラインと思われる値でやや反発を見せているので打診で少量買ってみた。ここは配当が高くて、長く保有していてもそれなりのリターンはあるので、短期の上下は気にしない。

ポジション

USD/JPY


ノーポジ

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