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広い視野をもって、実際に働いている人と、たくさん話してみよう。

就活がうまくいかない学生に向けて、
大学やキャリアカウンセラーが指導する内容として、
とても多いのが、

①B to B(企業間取引) 企業も見る
②OB・OGの活用

①「B to B 企業も見る」は、
自分も強く訴えたいところです。

普段、消費者であることが中心の学生には、
どうしても、テレビCMやお店等で目にする機会が多い、
「B to C 企業」ばかりに目が行き、
「B to B 企業」には目が行きません。

人材業界にいて、
色々な企業の方達と出会っている自分からすると、
一般には、知られていない優良な企業が、
「B to B 企業」には、いっぱいいっぱいあるのに。
もったいない!!
その事実に、少しでも早く気付いてほしい!!
と強く思うのです。

他の学生が、
人気の「B to C 企業」ばかりに時間を割いている間に、
優良な「B to B 企業」を見つけることができたら、
競争率も低く、まさに気付いた者勝ちの世界です。

そして
②のOB・OGの活用

これは、活用できたら、当然活用した方がいいのですが、
興味を持つ会社にOB・OGがいない。
OB・OGがいるのは確認できたけど、会える術が分からない。
等と、言葉で言う程簡単ではありません。

大事なのは、
OB・OGに拘らず、

そこで働く人と「会って話す」

ということだと、僕は思います。
これ以上の情報収集はなかなかありません。

結局、直接そこで働く人と話すことがなければ、
その企業のことを、
働く場所としては、
何も知らないのと一緒だと思います。

会って話して得られる情報で一番重要なのは、

「自分と合う空気が感じられるかどうか。」

これは理屈じゃなく、直感的なものでいいのです。

そういう感覚が、実は、
就職した後に、すごく大事になってきます。

本当に仲良い友達つくる時も、
理屈ではなく、感覚重視ですよね。

友達以上に長く時間を過ごす可能性の高い、
企業の人達と感覚的なものが合うのかどうか、
知らなくて本当に大丈夫でしょうか?

一番退職理由で多いのは「人間関係」
であることは、
実は、学生にはあまり知られていません。

その企業で働く人と、自分とが、
合いそうかどうかは、
非常に重要なポイントであり、
これは、実際に会って話してみないことには、
なかなか分からないのです。

実際に働く人と話せる場には、
インターンであれ、仕事体験であれ、
セミナーであれ、OB・OG訪問であれ、
できる限りどんどん行った方と思います。

選考が進んでいくようなら、
OB・OGに関係無く、
「入社した時に指導役にあたる年次の先輩社員と面談させて下さい」
と言ってみてもいいと思います。

企業側が欲しいと思う人材であれば、
おそらく手配してくれるはずです。

1人だけだと、企業が意図的に
スーパーエースを手配することもあるので、
できれば、同じ企業でも複数人と話してほしいです。

そのような活動をする中で、
どんな雰囲気を持つ企業が、
自分には合いそうかが、
感覚的に分かってくるはずです。

コロナのこともあり、
直接会って話すことが難しいのであれば、
空気が感じ辛い部分は否めませんが、
WEB面談を希望するでも良いと思います。
話す機会が無いより、全然マシです。

よく自己分析といいますが、
実は机に向かって考えるより、
実際に動いて、自分以外の人と話して
感じていくことの方が、
本当の自分を知るきっかけになることが多いのです。

広い視点を持って動き、
そこで働く人と、直接話す機会を持つ。

ベターマッチング就職への近道だと思います。

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