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先住犬がいる状態で、新しい犬を迎えることを検討している方へ


先日、友人の愛犬(ティファニー♂16歳)がお泊まりに来ました。
以前からよく泊まりに来ていたけれど、当時うちにいたのはグレイハウンドのキキ(♀7歳)で、プチブラバンソンのアルフレッド(♂14歳)との同居ははじめて!

色んな学びがあったので、先住犬がいる状態で新たな犬が登場するパターンの一例としてシェアできればと思い、記事を書きます。
必ずしも同じ状況になるかはわかりませんが、誰かの参考になれば!

結論を先に書きますが、
性別にもよりますが基本的には、すでに犬がいる家庭に別の犬を迎えると、先住犬はテリトリー侵略に合う&飼い主の愛が嫌でも分割されてしまうので、ナーバスになる場合が多いです。

キキは昔オーストラリアの保護団体で他のグレイハウンドと集団で暮らしていたし、アルフレッドも前の飼い主さんが他のプチブラバンソンやボルゾイ達と多頭飼いされていたので、他の犬への抵抗は少ない方ですが、それでも今回アルフレッドはマウンティングなどいくつかの問題行動がありました。

すでにペットがいるけれど、新しいペットを迎えたい場合、相性などの確認は入念かつ慎重に!

以下、今回起きた問題行動を書いていこうと思います。


①マウンティング(上下関係を構築)


アルフレッドは犬が好きなので、突然のティファニー登場にテンションがあがり、雄同士にも関わらず尻尾をフリフリ、しつこくティファニーを追いかけ回しました。
一方でティファニーは終始フルシカトで家中を探検。

楽しんでいそうなアルフレッドでしたが、少し経つとティファニーを追いかけるだけでなく、マウンティングの素振りをはじめました。
(※マウンティング:犬の上に乗り腰を振る/クッションや人の手足相手に行うこともある)


アルフレッドは去勢していないけれど、普段は一切マウンティングをしません。
先住犬としての威厳を保つため、ティファニーの上に乗って上下関係を伝えようとしたのだと思います。(体格差でふるい落とされていたけれど)

その後、あまりのしつこさに我慢の限界に達したティファニーがバウンと一発吠えると、すぐにアルが距離感を学んで、追い回すのをやめました。
結果的に良い感じの距離感に収まりました。

ティファニーに対してうまくマウンティングできなかったし、しつこすぎて吠えられたけど、結果的にアルフレッドがリーダーになったようです。
(理由は③)

②マーキング争い


一番困ったのが、トイレでした。
わかりやすく言うと、トイレがスプラトゥーン化しました。

アルフレッドとティファニーはどちらも室内で用をたす、かつ、どちらも雄ということもあり、マーキングが心配だったのですが、不安が的中しました。
(キキは頑なに大も小も外でした)

前回泊まりに来た際にはなんの問題もなかったティファニーが、意図的にトイレを外すようになりました。

リーダーのアルフレッドのトイレでは用をたしたくないのだなと思い、ティファニーが用をたした場所にペットシーツを敷くと、ティファニーが用を足した後、そこにアルフレッドが用をたすようになり…
一度でもアルフレッドが用を足してしまうと、もうそこにはしにくいのか、また違う場所にティファニーが用を足し…
上塗りと領土拡大を重ねていく、スプラトゥーン状態になりました。
結果的に部屋中にシーツを敷く羽目になりました。

マーキングを重ねられるの嫌だったろうな。。
ティファニーには申し訳ないことをしてしまいました。
この問題は解決したいので、良い方法があったらまた記事で書こうと思います。

③ご飯はリーダーから?


ご飯にも上下関係を感じました。

アルフレッドはご飯にあまり興味のない犬です。
対してティファニーは、ご飯が大好きで人間の食べているものにも興味を持ちます。
そんな2匹が各々のご飯(体重も年齢も違うので異なるドライを準備していました)をしっかりと食べられるように、仕切りのついた台所でアルフレッドに、リビングでティファニーにご飯をあげました。

ですがそれでも問題は起きました。
普段から食べムラの凄いアルフレッドなので、たまたまかもしれませんが、まずアルフレッドが全然食べなくなりました。
ティファニーがいた3日間、好物の茹でたささみしか口にせず、総合栄養食を殆ど口にしてくれませんでした。
そして食べないアルフレッドを仕切り越しに見たからなのか、2日目午後からティファニーがご飯を残すようになりました。
置いたと同時に食らいついていたティファニーが、すぐには食べず、仕切り越しのアルフレッドの様子を見たりして、食べても残すという事象が発生してしまったのです。



犬は上下関係に厳しい動物です。
アルフレッドは、突然自分のテリトリーに新たな犬が登場したことに対して少なからずストレスがあったのかもしれませんし、ティファニーは、リーダーのアルフレッドに終始気を遣っていたのかもしれません。

画像2
何も問題なく仲良さそうにみえるけど…


2匹は吠えあったり威嚇しあったりするような分かりやすい敵対関係ではなく、ぴったりニコイチではないものの各々干渉せず同居するくらいの仲の良さでしたが、それでも上記のような問題行動がありました。

今回は3泊4日のお預かりで、4日目の朝には帰宅だったからまだよかったけれど、これが実際に家にお迎えしていた場合だったらと思うと恐ろしくて、この記事を書こうと思いました。

先住犬、先住猫がいるご家庭は、あとから来る犬(猫)との相性などをしっかり確認する必要があるなと強く思いました。

人間の都合だけで安易に飼っちゃだめです…!


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