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猫の睡眠にまつわる豆知識(猫脳がわかる!より②)

↑前回の記事はこちらです。
前回は、猫から見えている世界についてお話しました。
今回も「猫脳がわかる!」から、興味深かった部分をシェアしていこうと思います。
今回は睡眠にまつわるお話です。

猫の睡眠はどうなっているのか

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますよね。
レム睡眠とは浅い睡眠のことです。この間も脳は活動しており、情報の整理や記憶の定着を行っています。夢を見るのもこの間です。
反対に、ノンレム睡眠はレム睡眠よりも深い睡眠で、この間は大脳も休んでいるそうです。
一晩の間に、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているのだとか。

このレム睡眠/ノンレム睡眠が、猫にも存在するそうです。
ただ、猫は人間と比べてレム睡眠が長く、睡眠全体の約75%を占めているそう。人間のレム睡眠は睡眠全体の約20%なので、いかに猫のレム睡眠が長いかがわかります。
さらに、レム睡眠+ノンレム睡眠の1サイクルは、猫の場合50分から113分程度と言われており、割と短い時間でレムとノンレムを繰り返しています。
ちなみにヒゲや四肢がぴくぴく痙攣している時はレム睡眠だそうです。

余談ですが「雨の日の猫はよく眠る」と言われているのは、あながち間違いではないそうです。
雨の日は鼠などの小動物の獲物が隠れてしまうので、無理に狩りをして無駄なエネルギーを使わないよう、雨の日は猫も休息するのだそう。

ちなみに、レム睡眠の「レム」がどういう意味かご存知でしたか?
英語でRapid Eye Movement(急速眼球運動)の略だそうです。
確かに人間でも、寝ている人の眼球が瞼の裏で忙しなく動いていることありますよね。

寝起きの猫が伸びをする理由

私のお手伝いしている保護猫カフェでも、寝起きの猫が前脚を前に伸ばしお尻を突き出して気持ち良さそうに伸びをする姿をよく目にします。
しかし猫の伸びは、ただ気持ちが良いからだけではなく、さまざまな理由があるのだとか!

①ストレッチ
ストレッチをするのにも理由があります。
群れずに一匹で行動する猫は、(野生の場合)群れで生活をする犬とは異なり、自分の命は自分で守らないといけません。
そのため猫は、寝起きに筋肉や関節を伸ばすことで、いつでも危険を回避して俊敏に動けるよう備えているそうです。

②体温の上昇を防ぐ
猫は汗腺が肉球にしかないので、人間のように全身から汗をかき体温調整ができるわけではありません。
そのため体温を下げるために、外気と触れる体面積を広げて放熱しています。

③気分転換
伸びという行為を通して自分自身の気を紛らわせることで、気持ちを落ち着かせています。
これは猫の脳と深く関係している部分なので、別記事で詳しく紹介します。

④リラックス
上記のような理由で伸びをしている場合もあれば、純粋にリラックスしている気持ちが伸びという行動に現れている場合もあるそうです。



行動一つにも理由があると思うと、もっと猫のことを観察して、知っていきたいと思うようになりました。
次回に続きます!


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