2学期の外国語の授業でやってみたいこと

2学期が始まって2週間。分散登校も延長になり、2学期早々バタついています。でも、子供たちの協力によってなんとか現場は持っている状況です。
さて、分散になっても授業は進まないといけません。

今年はICTをどんどん使ってみたり、アナログの良さも継続させたりできる授業をめざしています。

2学期やってみたいなと思っていることが3つほどあるので紹介します。

振り返りカードをgoogle formでとる

早速2学期から導入しました。
1学期どのクラスもchromebookにかなり触れてきました。まだ個人差はありますが、ずいぶんタイピングにも慣れてきました。
そこで、外国語科ではふりかえりカードをformで取ることにしてみました。
項目は以下の5つです

①ウォーミングアップ(LINE CROSS GAME)
②内容理解(聞く教材や教師のsmall talk)
③ペアトーク
④全体の振り返り
⑤めあて(初回のみ)

formで集計することで、印刷時間の短縮、即時確認、未提出児童の把握ができます。
子供も比較的chromebookの使用には抵抗感なく、むしろ喜んで作業をします。
自動集計により、こちらがプリントを回収してチェックという作業が短縮されます。
もちろん課題はあると思いますが、使っていくうちにその都度修正をかけていきたいと思います。

発表を録画

Flipgridというサイトをご存じですか?
夏の校内のICT研修で紹介していただいたものです。

時間を設定して、児童が動画を撮影し投稿できます。
今まで発表となると、全員の前で発表する方法しかありませんでした。
しかしそれをするとなると、クラスの人数によっては1時間の授業で終わらないこともしばしば。
1人1分の持ち時間で計算すると、1分×39人=39分
これに移動やら、導入や終末に教師の話、児童によっては少し時間のかかる子もいるとなると、45分の授業で見とることは非常に難しいかったのが現状でした。

まだこのflipgridを使ってはいないのですが、これを使うことで例えば全体の前だと発表が難しい子でも、画面越しなら話せるという子にも十分対応できます。
15分間で撮影し、投稿するとすれば、1時間の授業の中で「練習→撮影→振り返り」と時間は十分確保できます。

分散登校等で、授業時間が削減されてしまったけれど、外国語で「話す」活動がおざなりになってしまっては本末転倒です。
使って見てどうなったかはまた後程投稿したいと思います。


思考力を図るテストをする

令和2年3月に国立教育政策研究所からでた「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料では思考判断表現について以下の通り記載されています。

「聞くこと」は、コミュニケーションを行う目的や場面、状況などに応じて、自分のことや身近で簡単な事柄について簡単な語句や基本的な表現、日常生活に関する身近で簡単な事柄についての具体的な情報を聞き取ったり、日常生活に関する身近で簡単な事柄についての短い話の概要を捉えたりしている状況を評価する。
「話すこと(やり取り)」はコミュニケーションを行う目的や場面、状況などに応じて、指示、依頼したり、それらに応じている状況や、日常生活に関する身近で簡単な事柄についての自分の考えや気持ちなどを伝えあっている状況、自分や相手のこと及び身の回りの物に関する事柄について、その場で質問したり質問に答えたりして伝えあっている状況を評価する。

「読むこと」、「話すこと(発表)」、「書くこと」は省略

つまり、具体的な情報と概要がわかるということ。
状況に応じて質問する言い方、答え方がわかること。

業者のテストを購入している学校も多いと思いますが、やはり子供の実態に即するという形ではないので、このテストで評価を取るのは難しいです。
もちろん、このテストのみで成績をつけている先生はいらっしゃらないと思うのですが。

そのため業者テストに加え、これまたformで思考力用のテストを作成しようと考えています。
まだどんな形にしようかは検討中ですが、こんなテストをしようかなとアイディアが出てきたらここにつらつらと書こうと思います。


とにかく今はできることをただひたすらするのみ。
今の現状が急激によくなることはまずないので、できるところから着手したいなと思います。