1学期を振り返る

あっという間に1学期が終わり、7月が終わり、8月になってしまいました。

どーも、さきやまです。最近noteに全然浮上してこれず、ついに夏休みになってしまいました。今年は久しぶりに新しい学年で(これまで3年連続の6年だった)やることも、ただの若手時代のやり方でなく、あくまでTHE 2番手みたいな働き方していたら、気づけば1学期が終わりました。
個人面談ももうすぐ終わります。
今日はこの1学期に感じたことをつらつら書き留めておきます。
(あまりまとまりのない文になりそうです、ご容赦ください)

受験して失敗してでも諦めきれなくて

今年私は数々の試験に挑戦しました。1つは英検です。3回受けて3回1次試験で落ちました。長期研修の試験も受けました。コロナに罹り、1次試験すら受けることが出来ず、当然狭き門です、落ちました。
英検に受かっても昇級しません。長期研修で大学院に行っても学費は実費です。(長期研修は県からの派遣という形になるので、給与はでます)
公務員という身分は外から見れば安定の仕事。そこまでしてなぜ受けるのか。
答えは一つしかない。

「なんか楽しそうだから」

英検準1級取ったら、なにかきっと自分に生まれると思う。次のステップに進みたくなるかもしれない。
大学院に行って学べば、現場で見えなかったことが見えるかもしれない。

スタディサプリ教育AI研究所所長の小宮山利恵子さんの著書「レア力で生きる」の一説にこうある。

いずれ変化を迫られるのなら早いうちに一度好きなことややりたいことの扉を叩いてみてほしいのです。
叩いてみると必ず開くドアがあり、世界が広がります。

英検にの扉は3回目の受験であと少し、力を加えれば開くところまできました。大学院の扉は4月の私にはびくともしないくらい重く、動く気配すらありませんでした。でも、やっぱり開いてその先を見てみたい思いが心の奥に眠っていました。

具体的にまだどうするか、決めかねていますが善は急げということで、再び動いてみようと思います。


今の私だから与えられたこと

今年初めて後輩と組みました。
始めて5年生を持ちます。
若手じゃ持つのが難しい子もいます。
リーダーほど目立たないけど、黒子のように実は動いています。
外国語科主任だけど専科の先生もいます。

若手の頃はただがむしゃらに働くことが楽しかった。
ただ最近は嫌気がさすときもあります。それは自分が譲る場面が増えてきたときです。
これってクラスの子もそうなんじゃないかなって思うのです。
こだわりが強い子に寄り添うとき、ついついそれを受け入れてくれる子にお願いしがちです。でもその子はきっと思っている。
「なんで私だけ我慢するんだろう。あの子がああしたら褒められるのに私たちがやっても何もないんだろう」と。

教員の世界もそうです。どうしたって気難しい人やいろんな課題を抱えてる人もいます。ついそっちの人には目が向きがちですが、人知れずやることやってる人っておろそかになりがち&仕事振られがちです。
周りを意識しすぎて、自分の思いが消えていないか。
win-winまたはno dealの関係って実は教員の世界にも必要なんじゃないだろうか。私は性格上、つい人に合わせすぎる傾向があります。
引き受けて、一人でいっぱいになる。そんで爆発する。
そうなる前に、「これをしたらお互いいいと思いませんか?そうなるなら一旦白紙に戻して、もっといい方法を考えましょう」と言う勇気も必要です。乱暴な言い方でいいなら、所詮仕事の付き合いです。
そこはドライに振ってもいいのかなと最近思うようになったら、少し楽に生きられるようになりました。

私は学校で何がしたいのか

実は仕事を辞める選択肢を考えたこともありました。
もっと個々に寄り添う仕事をしたい。今の学校の制度が変わらないとできないと思っていました。
ただ、最近またちょっと違う考えも生まれてきました。

「人の中で人は育つ」

現在は立正大学で教授をされている、鹿嶋真弓先生がNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」でおっしゃっていた言葉です。

公立中学校で教鞭を取られていた鹿嶋先生だから言えるこの言葉の重み。
働いて少し学校のことがわかるようになってきて、そり一層感じます。子供は人ともみくちゃにされ、うれしいことも悔しいこともつらいことも経験して初めて得られる感情があると。
そういうのが苦手な子もいる。
それを踏まえてでも私は思うのです。でもその経験は必要です。
辛いままにするから嫌な記憶になるのであって、辛い経験そのものが悪いわけではありません。今、大人も子供もその経験を避けて、安全第一みたいなことをする人の多いこと。

そういうもみくちゃにされる経験ができるのは学校だと思う。
年齢と住んでいるエリアが一緒ってだけで、同じクラスになる。
これぞまさに日本版サラダボールでしょう!
自分や家族、やりたい習い事のメンバー以外に、全然タイプの違う人と関わる場なんてそうそうない。
だから学校っておもしろい。(その分衝突もするんだけどね)
この話はまた別の記事で書こう。

何はともあれ、無事に1学期が終わってほっとしています。
夏休みは少したまりにたまった自分の思考を整理していこう!