徹底的にやる教科を一つに絞る

こんにちは、さきやまです。
夏休みもいよいよ後半戦ですね。お盆を過ぎるとなんだか悲しくなる人もいるのではないでしょうか(私もその一人でございます)
さて、突然ですが小学校の先生方!
自分の得意な教科ってなんですか?

小学校教員たるもの、全部をまんべんなく指導しないといけないでしょう!と思われるかと思います。
ですが、私は言いたい。「今年1年間徹底的にやりこむ教科を一つ決めるといい」ということを。

その理由と効果を今日は話したいと思います。

得意を伸ばすことが最終的に長く続けられる

これって子供にも言えることですよね。
苦手なものって先送りしがちです。得意なことは睡眠時間削ろうがなんだろうが出来てしまいますよね。
教員として長く続けていくためには、先生自身が何か得意な教科を一つ持って送って大切だなと思います。
私もたくさんの先輩方に「得意な教科(勉強したい教科)を一つ持っておきなさい」と言われて育ちました。
【得意な(勉強したい)教科を外国語でいこう】と思ったとき、当時は高学年しかないしなーと思っていたら中学年にも降りてきて、指導のチャンスがより増えました。もちろん歴史が浅い教科ゆえ、まだまだ実践もなければ人口も少ない。しかも専科制の色がより濃くなってきていますが、私は一担任として指導するということにこだわっています。
そうやって自分は何をしたいかを明確に持っていると、仕事へのモチベーションが確実に上がります。
そして最近は算数も楽しいなと思うようになりました。小5で自分自身が算数で躓いていたのに、その私が算数に興味を持つなんて本当にびっくりしていますが…


アンテナ力が高まる

自己評価面談など管理職と面談する機会が年2回あります。私はその時に必ず言っています。(公務分掌の説明と兼ねて言っています)
何が言いたいかというと、人に言っておくと周りが教えてくれるチャンスも作ってくれるということです。またいろんな研修会の案内も来ます。
自分でSNSで発信したり情報を得たりしていると、学校内では得られない超有益情報をも得られることがあります。
管理職にはなしを通せば、そこに近しい人につないでくれることもあります。
現に私がJICAで現職枠で受けたいと校長先生に話をしたら、その先生が以前働いていた時の先生で隊員になった人を紹介してもらいました。

「そんなこと言ったら、意識高い系って思われないかな」
なんて思っている人もいると思います。意識が高くて何が悪い!?です。
学習意欲のある先生ほど子供や親の心を引き寄せるものはないと思いませんか?
学ぶ人は変われる人です。アンテナを張っていると、いつもは素通りしていたことにも気づくこともあります。
たくさんのアンテナはいりません、一つ好奇心をくすぐられるアンテナを用意しておきたいものです。


得意を掛け合わせると強くなる

私は人と同じが嫌いです。人と違うことをしたいと心のそこでずっと思っていました。JICAを受けたものそうです。でもその環境に足を踏み入れて気づきました。
「別に特別じゃない」と。
なぜなら現役教員×JICAなんで五万といるからです。なんなら当時のキャリアでいってもそんなに珍しくありませんでした。
確かに今の学校規模で考えると、多少なりとも珍しいですがそれでもまだ埋もれています。
レッドオーシャンで生きるよりも、ブルーオーシャンで生きる。
そうなると得意を掛け合わせて「わたし」というブランドを作るしかない。
そうなると教員×JICAではまだダメなんです。
教員×JICA×英語×算数×〇〇
ここまであってようやくスタートラインに立てるような気がしています。
そしてこのかけ算にはきっと「教育」以外の要素もないといけないとも思っています。
だからその要素を見つけるためにいろんなことをしてみたい。
旅もいい、新しい人との交流でもいい。
自分のコンフォートゾーンから抜け出して、新しい自分になる。
その姿を想像するだけで楽しい人生が送れそうだと思う自分がいます。

ブルーオーシャンで生きる自分になるために手っ取り早くできることが
「一つの教科に徹底して取り組む」だと思います。
リスクを取るのが苦手な人にも、これくらいはできるでしょう。

ぜひ自分の手持ちの武器を増やすために、ぜひ教材研究から始めてみませんか?