周囲の先生からの信頼を得るために必要なこと

ずばり言います。

雑用を買って出ること
報連相をすること
「やります」ということ

です。正直10年未満の先生はこのセリフがとっさに出てこないと私はこの先大変なんじゃないかなと思います。

雑用を買って出ること

2年目の先生と20年目の先生。
同じやることでいいのかと問われたら私は違うと思います。
なぜなら経験年数も立場も違うから。当然課せられる責任も違います。
私たちの尻ぬぐいを最後にしてくれるのはやはり学年の先生です。
そんな先生たちに私たちのような若手ができることは正直雑用しかないのです。
プリントの印刷、ワークシートのたたき台、ライン引き。
これでトントンになるわけないのですが、せめてそのくらいはやろう。意外なことにそういう細かいけど、やらなければいけないことを若手がやるとベテランは結構大助かりなのです。


報連相をすること

事が大きくなってから話すのと、小さいうちに話すのとでは対応が180度変わってきます。
初期であれば、学年内で収まるようなことも、自分ひとりで抱えて収拾つかなくなると下手すると学校全体を巻き込む大事になってしまします。
途中経過でもいいのでこまめに伝えることが大事です。

ただし、一点注意が。何でもかんでも報告すればいいものでもないということです。私のイメージとしては【児童に関すること】【締め切りのあるもの】に関しては報連相が必須です。
また闇雲に相談するのでなく「〇〇と考えたんですがどうすでか?」と必ず自分の意見も伝えましょう。
子供が「先生〇〇忘れました。」と言ってきたら、
「そうですか。」としか言えないですよね。
ですが「〇〇忘れたので、△さんに借りていいですか」と言われたら、
「借りるのはよくないから、先生のものを貸すね」と間違っていることへの訂正もできる。
言うならばこんな感じです。


ベテランの知恵を借りるのは大切。でも自分の頭でも考えました感を伝えることも大事です。
「この子はちゃんと意見を持っている」という印象を受けます。大人も指示待ちや人頼みの同僚には力を貸したくないですからね。


「やります」ということ

まずやってみるという意思を示すことが大事です。クラスでも失敗してもチャレンジする子と無気力or失敗したくないからやらない子。
先生ならどちらを応援しますか。

もちろん前者ですよね。

大人もそうではないですか。

研究授業、土日の奉仕作業、印刷物。どれもできるなら避けたいですよね。
でもそこは学年というチームで働いている以上、誰かが引く受けないといけない仕事だと思います。
前任校で私が肌で感じたこの感覚。今異動先に来て大切なことだったんだなと感じます。

おかげでと言っていいのかわからないのですが、学年の先生ではない方から声をかけていただくことが増えました。

「さきやまさん、大変ねぇ。でもよくやってるね。」
「さきやまさんのクラスの子、いい子だね、先生のカラーがよく出てる。」
「うちの学年(支援級)の先生も、あなたに一番話がしやすい。」

この言葉はとてもありがたいなと思います。自分の学年ではない人が私の様子を見てそう言ってもらえていると思うと、このやり方はまちがっていないと。

もちろんそこに慢心するのはちがうのですが。


みんなの仕事を減らすために働いていることが、巡り巡って自分に返ってくる。そんな働き方を私はやっていこうと思います。