2023年 年間マイベスト10曲

どうも、note執筆を勧めてた友人がめっちゃ良い文章を書いていて、感化されているsakitaです。
自分がサボっているので、そろそろ本腰を入れて頑張らないといけないというところです。

先日、自分の中ではもはやこれをみないと年が明けた気がしないという番組である
「関ジャム完全燃SHOW プロが選ぶ年間マイベスト10曲」が放送されました。

これは、プロの音楽家3人が、毎年昨年度聞いた楽曲ベスト3を公開し、

世間的にはまだ知られてない内から、Official髭男dismやあいみょんを発掘するなど、
毎年、現代の音楽のトレンドや、次世代の新たなミュージシャンを紹介する企画です。

この番組を視聴すると、近年は特に、これからバズりそうなアーティスト、楽曲がわかる、という趣旨のものなのですが、
今年については、音楽評論家でもないのに1位の楽曲を全て知っているという、よく分からない事態に陥り困惑していました。

とはいえ、自分の好きなアーティストが紹介されて共有されたことや、
自分の価値観がプロのものと合致していたという嬉しさがありました。

ということで、自分の中でも昨年のマイベスト10は作っていて、
自信がなくて公開していなかったのですが、少しその気になったので、紹介してみようと思います。

曲は、好きなアーティストについては随時新曲を確認していますが、基本的には、Apple Musicの「J-pop Now」のプレイリストを垂れ流しにしたり、落合健太郎さんのラジオを聴いて、そこで気に入った曲はタップしてアドしています(リスナーにしか伝わらない)

あとはラジオで気に入った曲をリストアップしたり、街中で流れている音楽をShazamしたりしています。

例えば、楽曲が、映画やアニメ、ドラマの主題歌だったりすると、その背景なども音楽に関連してきて、指摘するべきなのですが、
筆者はほとんど視聴していないので、その辺のファンの方は暖かい気持ちを持って読んでくださると助かります。

10位 TOMMO「スーパースター」

まずこの人の凄さは、私よりもいしわたりさんと蔦谷さんのコメントを聞いてください()ということで。

お二人とは違う曲なのですが、
最初の切ない曲っぽい展開から、気が付いたらサビは力強い、キャッチ―なメロディーになっている衝撃と、

「スーパースター ほんとうのことは あなただけが知ってる」
というフレーズが刺さってしまいました。

今の時代、全ての人に対して、自分の全てを知ることは困難で、
その一部を切り取られることも多いと思います。

そういう時にも、絶対に大切な人に嘘はつくべきでないし、そういう人たちだけでも本当に理解してもらうことが、「スーパースター」になっても必要なのかなと思います。

9位 緑黄色社会「ミチヲユケ」

日本テレビ系 水曜ドラマ「ファーストペンギン!」主題歌
緑黄色社会は名曲がいくつかあって迷ったのですが、この曲は1年間記憶から離れなかったので選出させていただきました。

「始まりにとまどいはツキモノです」という言葉はまさに共感出来て、
だからこそ自分は新しい事から、しばらく逃げてきました。
それは今の自分でも、十分楽しめていると思ったからです。

しかし、新しい道に進むことで「まだ見ぬ自分」に出会う事は、個人的に2023年、大いに感じました。そして、そこで自分を知る行為がとにかく好きだということにも気づけました。

この曲は、今思うとそんな後押しをしてくれたのかなとも思います。


ちなみに自分は、長屋さんの声が好きすぎて、昨年前半は「東京」のTHE FIRST TAKEをずっと聞いていました。

8位 miwa「ハルノオト」

TVアニメ「MIX MEISEI STORY ~二度目の夏、空の向こうへ~」のエンディングテーマ

自分は中学生の頃から、miwaさんの大ファン(通称:miwaクラ)をやっていまして、ライブにも何回か行った経験があり、
まさに青春時代を象徴するアーティストなんですが、

miwaさんの楽曲の、どこまでもまっすぐな気持ちを、自分の歌声で素直に伝えている魅力は、アーティストの中でも随一だと思っていて、例えば、

どこにいても先に見つけるのは いつも僕のほう
さよならのそのあと振り返るのも いつも僕だけど
君のたったひとことでその笑顔で 何倍だってがんばれるなんだって
おもわせぶりなハルノオト

これだけ人間の直球な心情を伝える楽曲は、今となっては貴重だと思います。
近年は音楽が構造的に進化していて、またリスナーからの評価が数値で可視化されやすくなったことで、複雑な曲が増えていると思います。

そういう意味でmiwaさんの曲は、良い意味で「平成」という時代の良さを表していると思います。

だいたいこういうコメントをすると、次に衝撃的な曲を出してくるのもmiwaさんの好きなところではあります。


7位 back number 「ヒーロースーツ」

自分がヒーローという存在になった際に、自分に向いている存在を見つけ、その役を勝ち取って、「どの色のヒーローになるか」を決める。

社会では、そんな段階は当たり前のように過ぎていってしまいます。
当たり前のように、与えられた役割を全うしていかなければならないからです。

何も考えず、それをこなせる人間はすごいと思いますし、社会から支持されるのかなと思います。

けれども、自分がそれに見合う適当な人間なのか。それが他人から評価されるのか。
そう考えられる感性を持っているだけでも、自分は真っ先に評価したい存在ですし、そういう人こそが、本当に目の前にいる人を救える「ヒーロー」なのだと思います。

back numberは、辛い事や、強い信念を持ちながら活動する人間をいつも応援してくれます。
本当に自分を「ささえる人の歌」だと思います。


6位 SUPER BEAVER 「儚くない」

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦- の主題歌。
柳沢さん、なぜあなたはそんなフレーズを次から次へと生み出すのでしょうか。

大事なものが「なくなる」という事は、特に離れていてもSNSでつながれる現代においては、希薄な意識な気がしています。

だからこそ、本当に「なくなる」ということを理解し、受け止めたときに、今まで以上に辛くなる事も多いのだと思います。

けれども、それに「気づけた」ことは絶対に悪い事でないと思います。

それが分かったからこそ、自分が次に大事なものに向き合う際にはどうするべきか。
今の自分に何が出来るのか。

そんなことが分かるようになり、人生がより豊かになるのではないでしょうか。


5位 佐藤千亜紀「線香花火(feat.幾田りら)」

お互い同士がファンだと自称する2人のコラボ楽曲。

この2人が曲を生み出してしまうという事実に、世の中の尊さを実感させられています。

どこか儚さを感じる、夏の夜を連想されるメロディーが素晴らしいです。
以前番組でも触れられていた、「アメリカーノ」という歌詞のオシャレなチョイスもよいのですが、

後半の
ぶっちゃけさ 君のこと 嗚呼
ずっと前から見ていたんだ
ひと夏で終わらせないで
さあ 何回も火をつけよう

ここまで「言いたくなる!」と思わせる表現から、花火の火に持ってくるタイトル、言葉のチョイスが素晴らしいです。

聞けば聞くほど、どんどん魅力が感じられる曲だと思っています。

自分は楽曲を超えて、佐藤千亜紀さんの感性や人間性がとても好きで、
これからもどんな作品を世の中に提供してくれるかが楽しみです。


4位 Official髭男dism「Chessboard」

第90回NHK合唱コンクール中学校の部課題曲。

未知なことに立ち向かう人間が、暮らしていく世界を、チェスボードのフィールドに例えた曲。
この例え、一つ一つの表現がとても繊細に作られていることを実感しますが、
自分の中では、「いつしか地に足がつき始めた」という何気ないフレーズがから、
いつの間にか社会の中の駒となり、自分の力で動けるようになった、成長を改めて実感させられました。

毎年ヒゲダンはとんでもない曲が作られるのですが、メッセージ性などを含めると過去一ではないかというくらいの「名曲」だと思います。


3位 wacci 「リバイバル feat.asmi」

番組でも紹介があったwacciさんと、昨年「BAKU」がトップ10に選ばれたasmiさんとのコラボで、めざましどようびのテーマソングになった曲です。

こちらも2人とも元々好きなアーティストさんなので、この2人が作り出す音楽は確実に良い!と思っていたのですが、結果的に予想以上のものでした。

個人的男女ハモリパート大好き人間で、この曲はめちゃめちゃ聴き心地が良いです。

そして、歌詞ではコロナが明けた後の世界の明るさを示していて、

会いたかった人と会う、やりたかったことをやる。
その理由を探しに行く。
そんなことが出来なかった日常を取り戻す。

そんな情景を示していました。

コロナウイルスの影響で、大学にあまり行かずに卒業する筆者も、
いつのまにか、こうした「やりたいことをやりたかった理由」が自粛生活で忘れそうになっていた時期がありました。

それが明けた世界の美しさは、思想や理屈でなく、当事者しかわかりえないものなのかなと思ったりもします。


2位 君島大空「16:28」

関ジャムでも蔦谷さんが1位に選んでいたアーティストです。

自分は鳥貴族で飲んでいた時にこの曲が流れてきて、そこで衝撃を受けて知りました。鳥貴族さんありがとうございます。

まず、声を聴いたとき、最初女性かと思いました。
綺麗で重層的な声、そして夕暮れの雰囲気を思わせる、少し重くとも多面的な美しさを表現した楽曲が、自分のツボに刺さりました。

作中の「君」という存在は、会えそうな位置にいる気がしながらも、届かないところにいて、そこに示される感情が描かれています。

「儚くない」と若干重なるのですが、
届きそうで届かないというのが、一番無力であり、
でも人間を成長させるものでもあるのかなと思います。

本当に好きな曲って逆に感覚的なもので、言葉にしづらいものなのかもしれません。でも本当によさがあふれています。

久しぶりに、自分が求めている音楽の完成系だという風に感じた曲です。


1位 つぼみ大革命「まじモテんわ」

こういうランキングで、「身内ノリはダメ」
と言いたいところなんですが、
自分の中で去年推しグループが出来たことの影響力が強すぎたので、1位に選出させていただきました。

つぼみ大革命を好きになった理由として、「自分達で楽曲制作をしている」という側面は大きいと思っていて、

アイドルとして、与えられたコンセプトや役割をただこなすだけではなく、
それぞれのメンバーの良さや、それが重なった時の爆発力を、メンバー自身が作り出しているという点が素晴らしいと感じています。

この曲のラスサビ前のフレーズの割り振りは、つぼみの曲の中でも随一だと思っていて、

水森依音さん「今日は楽しかった まだ帰りたく… え? あ…終電? ああ。気をつけてね…」
松下千紘さん「待ち受けのワンちゃんかわいい 犬飼ってるんや! え? 彼女のワンちゃん!?」
吉岡久美子さん「はいはいはいはーい!一発ギャグいっきまーす!!!」
しよりさん「ちょっと酔っちゃったぁあ まだ帰るとかじゃなくて!」
糸原沙也加さん「え?お金ない? あ…出す出す…!」
岡本りんさん「まじモテんわ!」
杉山優華さん「ビッグバンほらビッグラブなんてホットでハードなマイドリーム」

ここはそれぞれのメンバーの声の個性や良さが出ている、素晴らしい展開だと思っています。

この楽曲だけでも、かなり聴きごたえがあり、癖になると思います。


ちなみにメンバーはめっちゃモテるそうです。



ということで、個人的にランキングを作成してみました。


まず、反省点として、
昨年は結構良い曲を見つけられていたのですが、アーティストごとにプレイリストを聞く機会が多くて、あまり一曲ごとに向き合う時間が少なかったなあと思います。
結果的に元から知っているアーティストが、感想書きやすかったりして上位にランクインした側面がありました。
2024年は、楽曲をより深堀りしていきたいなと。

その上で、10年間かなり音楽を聴いてきて、自分が好きな音楽の方向性が、ようやく掴めていきました。

けれども、それを具体的に言語化できないなあと改めて感じました。

歌詞とかは取り上げられているのですが、
それこそ番組の様なコード進行などの説明が出来たらなあと思っています。

しかし自分にその辺の知識が皆無なので、そのために音楽の勉強をしてみたいなと思っています。

その上で、短いものから楽曲作れたらなと思ったり。





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