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サイボウズに転職して1年が経ったので1年間意識したことを残す

(サムネはサイボウズから見える好きな景色)
ヤフー株式会社からサイボウズ株式会社に転職して、今日で1年になった🎉
このツイートからもう1年、まだ1年か〜という感じ。

サイボウズで4社目になるが、どの会社でも1年目は組織に慣れるために色々と意識して行動したことがあるので、書き残そうと思う。

多少自分語りも入るが、いま転職したばかりの人や、これから転職する予定の人など組織に慣れるために工夫をしていこうとしている人の助けになれればなという感じ。

最後にサイボウズで感じたことも書いているので、ついでにサイボウズに興味を持ってもらえたらなという魂胆。

転職して意識したこと

最初の3ヶ月
会社の文化や制度からはじまり、部やチームについて、プロジェクトのことについて分からないことばかりなので、最初の3ヶ月は前職と同様のバリューを出すことはほぼ不可能かなと感じる。
とはいえ分からないから、なにも出来ないかといえばそれは違う。
例えば入社して最初に目を通すドキュメントを読んで分かりにくい部分は今後自分の後に入る人のために、積極的に質問して整備ができる。
入社した直後が一番質問しやすいので、分からないことはどんどん質問するようにしている。
質問を受け入れる側も入社した瞬間の人からは質問がくるもんだという覚悟があるので、最初の3ヶ月は質問ボーナス期間だと思っている。
(もちろん質問を受け入れてくれる人への感謝の気持ちを忘れないのも大事)

今までの会社で培ってきた経験や知識は新しく入った会社にとっては新鮮なものであり、中途採用されたということはこの経験を買ってくれたという意味合いもあると思っているので、そういった知識を積極的に発信していくと役に立つこともある。

入社3ヶ月目以降
3ヶ月過ぎるあたりから組織に慣れて本来持っていた自分のバリューが仕事で発揮できるようになってくる。
ここからは、3ヶ月で感じた自分がチームに貢献できそうな部分を穴埋めすることを意識して行動した。
すでにカバーされていない部分に対して行動するよりも、まだできていない部分に対して行動したほうが成果も出やすく小さな成功体験を積みやすいので、モチベーションも維持しやすい。

コミュニケーション
コミュニケーション面については、組織図的にチームにもっとも関わりそうな人たちから関わるようにしている。
入社した人に対して色々興味をもってくれるので、ランチなども誘われやすい。
自分はこういった誘いは基本イエスマンになって、会社の知り合いを増やすことを意識している。
知り合いが増えるということは、情報が増えることに等しいと思っていて、情報量が増えることで、わかることが増える。
他にも知り合いが知り合いを繋いでくれるので、この積み重ねで後々仕事がしやすくなる。

会社が大きいと社内で職種を超えて知り合いが多い人もいるので、その人についていくのもオススメしたい。
一気に情報源が増える上に、自分と本来関わりがない職種の人でも仕事をする上では繋がっているので、いろんな視点で自分の仕事を知ることができる。

自身を発信する
この時期あたりから自分は積極的に登壇するようにもなった。
もともと前職でも活動していたが、組織に慣れることを優先していたので少しブレーキをかけていた面もあった。
ここで登壇したことは外部に対する「あの人はサイボウズの人なんだ」と認識してもらえると同時に、社内の人からは「こういうことができる人」が入社したんだと認識してもらえる2つの効果があった。
実際に登壇をきっかけに社内の人に声をかけてもらえることもあった。
「自分が何者なのか」を開示し、発信することでより仕事がしやすい状況を作り出すことができると思っている。

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要は最初の3ヶ月は、遠慮せずにどんどん行動して、分からないことを分かるようにして、組織に馴染むことを優先していくことを意識していく一番大事な期間だと感じる。
なにもできないと焦るかもしれないが、焦ってもなにもできないことが苦しいので、少しづつ馴染みつつ自身のバリューを発揮していくことが精神的にもいいように思う。


サイボウズについて

ここからはサイボウズのことについて感じたことを綴っていく。
サイボウズについて知ってもらえる機会になると嬉しい。
全体的に社内での情報の開示が行われており、社長や本部長が経営について議論していることから各部の1つ1つの意思決定の内容が議事録として公開されている。
すべてkintoneGaroon上でコミュニケーションが行われており、さまざまな情報を追うことができる。
意思決定のスピードも早い上に、柔軟で、実際に自分が入社してからもいろんなことが変わった。
変わることは多いが、先ほども述べたように情報は開示されている上に疑問があれば、どの社員でも意見を述べることができる(実際にしている人を多く見かける)ので、納得感が高い。
ベンチャーでは当たり前かもしれないが、上場をしている上に海外展開をして、社員数も多いなかでのこの風土は想像以上だったので驚いた。

組織の文化として社員の人たちもサイボウズが好きで、全体的によりよくしていきたい意思を感じる。
なので、コミュニケーションを取ることが好きな社員も多く、退職者もIT企業としてかなり少ないように感じる。

全体的に多くの人がツイッターのアカウントを持っていて、情報を発信しているのも面白い特徴に感じる。(入社したばかりのときにいっぱいフォローされて驚いた)
こういったなにかを人に伝えることが好きな人が多いのかもしれない。

あと、チームワークに溢れていると感じる。
今まではチームで働いてるけど結局は個人プレーになり、属人化するという経験が多かった。
サイボウズでは真逆でチームで開発、チームで採用など、チームでなにかを行うことが多いので突然その人が居なくなっても業務に大きな支障がなく、休む側もゆっくり休むことができると感じる。
かといって、個人の色は大事にされており、個人の特色が重なり合ってチームができあがっているので、誰でもいいというわけでもなく、そのチームにいる人はとても大事な存在だなと感じる。
1つの開発チームだけではなく、時には人事と開発や営業と開発といった、部署や職種を超えた人たちと仕事をするときも、サイボウズをよくしよう。プロダクトをよくしようという部分に真っ直ぐなので、チームとして機能しながら働くことができてるなと感じる。

さらに詳しいサイボウズの文化についてはサイボウズ式を読むといろんなことがわかる。



チーム

自分はフロントエンドエキスパートチームという開発組織横断のチームに属している。
(詳しくは別のブログ記事に書いている


開発組織には部長やリーダーなどはいない。


そのためチームメンバー全員でさまざまことを決めることができる。
特に採用、チーム改善については今まで決定されたことに対して抗えないこともあったが、チームメンバーで議論して決定できるので、とても納得感が高い。
自分が入社してからチームメンバーも増え、1年でかなり変わった。
チームメンバーそれぞれが色んな強みを持っているので、それに合わせて柔軟に変わっている感がある。

自分が転職した理由としてはフロントエンドについて切磋琢磨できるような人たちと働きたいという思いからだったので、それが実現できていてとてもいいチームメンバーに恵まれているなと感じる。
フロントエンドの好きな人たちと議論ができるのが日々面白い。
人は身近な人に影響され伸びることができると思っているので、もっとも身近で働く一緒のチームの人は大事だと思う。

チームに居るみんなに追いつきたくて勉強したいという意欲が湧く上に、最近ではメキメキと実力をつけつつある年下の人も居て、うかうかしてらんないという気持ちにもなれるのが楽しい。

まとめ

この1年で感じたことは忘れないようにこれからも仕事をしていきたい。
1年目は2年目、3年目に繋げる大事な年だと思うので、色んなことを仕掛けたり工夫して行動に繋げていければ自ずと結果に繋がるんだと実感した1年でした。

働きやすい環境や今の組織を作ってくれた人たちに感謝しつつ、2年目も頑張ります。

これからもよろしくお願いします。



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