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<お店つくり>店名を決める話

こんにちは!
休息のアップデートを目指すタツローです!

今日は「休息のお店作りプロジェクト」の第二回です!

参考に初回はこちらです。


「豊かな人生の為の休息を考えるお店」

まだまだ抽象的な今のコンセプト。
なんとかイメージしやすい言葉で表現しようと悪戦苦闘中です。

今は分かりやすいコンセプト、つまりはお店の世界観が端的に分かる店名が必要です。

今日はその大事なコンセプトを伝える為の「店名」をどう考えてきたかについてを書いてみます。

今までの迷走変遷と現在地をお話しできればです。

「猫」を目指した初期案

休息を考えるお店をつくりたいと考えた時、
最初にコンセプトとして思い浮かんだのは「猫の生き様」です。

ゆるやかに自分のペースで日々を優雅に過す猫。

あれこそが目指すべき姿ではないのか。

社会や他人に引きずられない「本当の休息」を得る為には猫の生き方を目指す、それに貢献するショップをつくるぞ!

ということで考えたのがこんな感じ。

猫みち商店

「猫への道を極めるお店」

しばらくはこの方向で色々と進めていました。

しかし、しっくり来ません。。

結局何をしたいのか伝わりづらいし、見れば見るほど猫グッズ販売店に見えてきます。笑
#今となってはそうしか見えない

思いついた時は大まじめに完璧!天才!と思っても、しばらく経って考えると驚くほど冷める。。笑

コンセプト作りはこの連続じゃないでしょうか。(泣)
(ここに書けないようなもっとひどい案もある。笑)

不便が休息を生む!「ふべん商店」

次に考えたのが「ふべん商店」です。

社会の求める効率と生産性に囲まれて、気がつけば自分の感情が失われている現代。

僕らは効率や生産性、つまりは便利なことに自分の時間を奪われてはいないか?

その感情を取り戻すヒントは「不便」だ!
不便にこそ主体性を取り戻すヒントがあり、その時間が個人の休息に繋がる。

よし!
「不便」を前面に出したコンセプトにしよう!
という流れで、店名をそのまま「ふべん商店」としました。

ふべん商店

#まだ猫がいる

あえての「不便」に自分が回復するヒントがある。

このお店では不便に関わるものを販売しよう!

この店名なら社会に対して、あまのじゃく的でカッコいいし、見る限り世の中にないし、何よりもワクワクする!

そんな風に考えて、猫案よりもより一層、前向きに準備をしました。
 #ネットショップまで設計したよ

そんなわりと満足したコンセプトでしたが、問題が2つ出てきました。

一つ目は説明がとても大変であるという点。

お客さん:「なんで不便を売っているんですか」
タツロー:「それはこうこうこうで、だから○○・・・・・ゆえに不便が大事なんですよ!」(約2分)
お客さん:「なるほど(わかるような分からないような、、、)」

こんなやり取りの連続。
シンプルにわかりづらく、長い説明が必要なコンセプトは良くないですね。

二つ目は、手段が目的になってしまいそうなことです。
本来、「不便」は心の休息に向けて自分を取り戻すための一手段に過ぎないものでした。

しかし、コンセプトして前面に出てきて以降、いつの間にか不便であることが目的になったお店作りを考えていました。

ひとまず、不便を目指すお店。
なんだかよくわからないですね。

もう一度、「豊かさに繋がる休息」を考えなければと思いました。
(とはいえ、自分を取り戻すための「不便」や「非効率」は重要なテーマだと今も思っています)

現案「SCHOLE(スコレー)」

そんな時で出会ったのが「SCHOLE(スコレー)」という言葉。

SCHOLE(スコレー)とは、英語の「school」の語源になった古代ギリシャ語で、元来は「閑暇」「ひま」を意味する言葉です。

またそれは単なる余暇ではなく、精神活動や自己充実にあてることのできる積極的な意味を持った時間、また、個人が自由または主体的に使うことを許された時間を意味しています。

一言で言えば、
スコレーとは「自分の為に使う積極的で主体的な時間」です

こんなにも言いたいことを、短く言い表してくれる言葉はありません!(#興奮)

社会に出る為のスキルを学ぶ場になっている「school(学校)」は、元々「自己充実」の為の教養を学ぶ場が語源。
そこでは人生に必要な「暇や余暇」を充実させるために、音楽を学んだり、詞を学んだり、哲学を学んだりしていた。

そんなストーリーも最高に面白い。
そんな感動で、現在はこの「スコレー」をコンセプトにしています。

悩む、悩む、副題。

猫みち商店

不便商店

SCHOLE

混乱と迷走の末、いい店名になったと思います。

しかし、現採用案の「SCHOLE」にも問題はあります。
それは、まだ単体ではどんなお店なのか想像しにくい点です。

一体何のお店なのかを直感的に想像できる具体的にイメージが必要。
わかりやすい副題が必要なんです。

いまのところ「自分時間を取り戻す」為に展開する商品はこちら。

・珈琲豆

・スパイス&ハーブ各種(クラフトコーラ、ジンジャエール、ハーブティ用がメイン)

・ステーショナリー(ちょっと良いペンやノート)

まだ増えるかもしれませんが、いまのところはこんな感じです。

これらの要素が、ほどよく伝わる副題をつけたいと思っています。

副題案にはざっくりこんな感じです。

①「自分時間をつくる雑貨のお店」SCHOLE

そのまま名付けました。
ストレートなタイトルですが、文字だけでは伝わらずやっぱり説明が必要になりそうか。。

改めて「自分時間をつくる」はかなり抽象度の高い言葉です。

②「休むを学ぶ雑貨店」SCHOLE

休息の研究家としての要素を入れた副題。
しかし、これもちょっとわかりづらい。。
結局どんな雑貨店なの?ってなりそう。

③「考えることの多い雑貨店」SCHOLE

宮沢賢治の「注文の多い料理店」をモジった副題です。

ちょっと哲学的な要素もあって、
個人的にはすごく気に入っていました。
しかし、妻からは
「なんかマイナスのイメージ。難しそう。めんどそう」

た、確かに。。
お得意の自己陶酔が出てしまっていますかね。。笑
(悪くないと思うけどな、、)

④「手間をかける雑貨のお店」SCHOLE

改めて副題に求める要素はこちら
・どんなテーマの雑貨を扱っているかわかる(抽象的過ぎない)
・小さな引っ掛かりがある(撞着語法)
・見る人に考えさせる余地がある(哲学要素)

「ん?」とちょっとした引っ掛かりもありつつも、すぐに「こういうことかな」とイメージをしやすい副題。そして当人が考える余地がある。

ということで行き着いたのが
手間をかける雑貨のお店「SCHOLE」

…どうでしょう?
一応、条件はクリアしてそう。
(そもそも条件に改善の余地もありそうだけど)

まだまだ変わる可能性もあります!
この店名や副題について、皆さんの意見等をもらえれば嬉しいです!

今日はこんなところで!
良い日曜日を。

それではまた~!

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