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処女膜強靭症だった話②高プロラクチン血症

不正出血があり、初めて夫と産婦人科に行ったときのことから書いていきます。

先生に不正出血の件を話し、内診をすることになりました。
性交渉をしたことがない、痛くて無理だと話したので、肛門からの超音波検査にしてもらいました。
本当は膣から見るほうがトラブルなどがわかりやすいとは思うのですが、私がどうしても嫌だと主張したので(笑)

超音波検査で見たところ、多嚢胞性卵巣症候群でした。
多嚢胞性卵巣症候群とは、排卵できなかった卵胞が卵巣の中にたくさん溜まってしまう状態のことです。
しかし、この多嚢胞性症候群は結果であって、不正出血と同様に、何が原因があるはずとのこと。
その為、血液検査をすることになりました。

血液検査の結果、私はプロラクチンというホルモンの数値が高い「高プロラクチン血症」でした。

プロラクチンとは、授乳を促すホルモンです。
脳の下垂体から分泌されるホルモンで、妊娠中と授乳期に分泌されます。
このホルモンの分泌が盛んなうちは、自然と妊娠しづらい身体になるそうです。

よって、高プロラクチン血症は、不妊症の原因の一つになります。

当時の私の場合は、不正出血の原因が、この高プロラクチン血症だったわけです。
ホルモンバランスの乱れから、身体にトラブルが起きたのだそう。
数値は忘れてしまいましたが、薬を7〜8ヶ月飲めば下がると思うと言われました。

薬はカバサールというものを飲みました。
一週間に一度夜寝る前に飲む薬で、幸い副作用はなく、毎月通って薬を処方してもらいました。
ちなみに基礎体温表も毎日記入して、病院に持っていき、見てもらいました。

カバサールを7〜8ヶ月飲んで、血液検査をしてプロラクチンの数値が下がっているのを確認し、薬を飲まない生活を3ヶ月くらい続けてまた血液検査をする、という生活をずっと続けていました。
ちなみに、薬をやめてからの血液検査でも、またプロラクチンの数値が高くなっていて、前と同様に薬の服用を続けることになりました。
結局薬を飲んでいないとプロラクチンの数値が高くなってしまうのです。

そんな生活を26歳のときからずっと続けていたところ、28歳の血液検査で今までより悪い結果が出てしまいました。
そこで、先生から、「もしかしたら、更年期が30代で来てしまうかもしれないから、子どもを作るなら早めのほうが良いかも。」とのアドバイスが。
私が未経験だということを前にも言ったのだけれも、先生は妙に忘れっぽい人で(笑)、おそらくこのときもわかっていなかった…
子作りしたくても痛くてできないんです〜と伝えたところ、
「ちょっとだけ、処女膜を切ってみる?手術できるよ。」
との提案が。

目から鱗でした。
手術できるの?!?!
それで長年悩んだ痛みとお別れできるの?!?!
てかもっと早く教えてよ!笑

というわけで、手術に関して完全に前向きな私。
翌月の診察のときに、手術したい旨を伝えました。

こうして私は、処女膜強靭症からの脱却への大きな一歩を踏み出したのです。

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