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データ分析って何?データ分析を学び始めて最初に教わったこと

以前の記事でもちらっと書いたんですが、私が統計学に出会ったのは起業失敗後のビジネス勉強中の頃でした。

ビジネス勉強中とは言っても再就職したばかりでしたし、雇ってもらえるってありがたや〜としみじみしていた頃だったので何をビジネスにしようかよく考えていなかったんですね。

一度起業をしてみたことで税金の申告の仕方とかは覚えたので、次起業しようと思っても抵抗はないかなくらいでした。あ、でも会社員として働いている方にも「ビジネスを学ぶ」ってのはおすすめです。

会社員として働いていると「勤務時間をクリアすることでお給料がもらえる」と錯覚してしまいがちなので(そういう側面もありますが)、役職は何であれどうやって自分の価値を作っていったらいいかを学ぶのはよいことだなと思います。

言われたことをこなすだけじゃなくて、どれだけ自分の任された範囲内で利益を作れるか。もちろん実際に経費をもらって経営シュミレーションできるみたいな機会ばかりではないですが、自分のチームに資産を作るみたいな視点をもって働くと、能動的に楽しく仕事ができるかもしれません。

そんな感じでビジネスを学んでいる中、ある「一日インターンシップ」に参加する機会があり、軽い気持ちで参加してみました。データ分析以外にもいろいろな体験ができて、各分野「めちゃくちゃ素質あり」「試してみてもいいかも」「全く素質ない」の3つで自分の強みを判定できるという企画でした。

データ分析の講義ではどんな評価をもらったか忘れてしまったんですが、講義が終わる前からとにかく「こんなに楽しいことが仕事にできたらいいなぁ!」と思っていました。当時はそんな仕事があるなんて知らなかったので、とても新鮮でしたね。

それがきっかけで、オンラインで半年間の統計学の講義を受講しました。日本の午後の時間の講座だったので、ほぼ徹夜してヘロヘロになりながら…。

無事夜中の受講を6か月間修了後、知り合いの方にお願いして初めて小さなお仕事をもらったときのことです。分析結果を先生に見せたら意外なことを言われました。

「ここの数値に『あれ?』って思えるかどうかが大事なんですよ」と。

先生が「ここの数値」と指さしたのは、立てた仮説の前提を覆すような数値でした。データ分析ははじめに仮説を立ててそれを分析で検証していくのですが、私はいかに自分の仮説が正しいかを実証するかという色眼鏡で結果を解釈しようとしていたんですね。

それを、先生はフラットな視点から見て「ここが面白い数値になっていますよ!」と指摘してくれたんですね。

そのお客様はラーメン屋さんだったのですが、先生が指摘したのは全体では2番目に売れていた商品でした。一番売れていたわけではないのに全体の売り上げとは一番相関が高い、という結果が出ていました。

そうなると、結果の解釈が全く変わってきます。「なぜそんなことが起こるのだろう?」と別の仮説が立ち、別の検証ができます。

データ分析は統計学的な分析知識はもちろんですが、「仮説を立てる力」が重要な仕事です。それが私がデータ分析の初めてのお仕事で教わったこと、というお話でした。

分析結果を確認して謎解きを始める瞬間

私がデータ分析をしていて一番楽しいと思う瞬間です。

謎解き好きの方、データ分析のお仕事向いているかもしれませんね!

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★海外在住ですが、日本からのお仕事も対応させいてただいています。

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