バカにした君たちを見返しません。【エッセイ】

こんにちは、花巻です。

過去のnoteでも書いたことがあるように、私は幼い頃からマンガ家になるのが夢、と言い続けてきました。
そういった中で夢をバカにしてくる人達もたくさんいました。
バカにされて口にするのが恥ずかしくなってしまったこともありますが、それでも私は夢を見続けてきました。

そんな話をすると、たまに編集さんや他の人に「夢をバカにしてきた人を見返したい、とかそういうのないの?」と聞かれます。
そういうものをネタにマンガを描けだとか、そういうものが活力になる、とでも言いたいのでしょう。

はっきり言いますが、私はバカにしてきた人達に対して「見返したい」という欲はありません。

活力がないわけではありません。
私にとってエネルギーになるのは自分の中のコンプレックスであり、人に向いていないだけです。
たまに「昔虐めてきた人を見返したい」っておっしゃる方がいます。
それを否定する気は決してありません。
だけど、私は"誰かを見返す"という事が美しいこととは思えないのです。

これはあくまでも私の価値観ですし、誰かに押し付ける気は毛頭ありません。

私は「見返す」という言葉はもともと自分より優位な場所にいた人に対して使う言葉だと思うのです。
だから、明確に順位が着いたり、優劣がはっきりとしていたりする場合はその表現が正しい物だとは思います。

だけど私は、私の夢をバカにしてきた人達よりも自分が下にいたことがあるなんて到底思えないのです。
私は自分の思い描いてきた夢はたしかに叶えるのに苦労するとは思いますが、惨めな物だとか下等なことだとは全く思っていません。
たしかに大きすぎてバカな夢かもしれませんが、
私はバカになれる人の方が、誰かをバカにする人よりも優れていると思っています。
バカにしてきた彼らよりも、バカになれる私の方がよっぽど上にいるのです。

だから私はバカにしてきた彼らを見返しません。
見下ろすことはあっても、見上げたことは一度もありません。

それでは、今日はこの辺りで。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。

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