コーチングを受けたら自分の嫌なところが少しだけ嫌じゃなくなった話
今年の2月に、コーチングを体験する機会がありました。
Twitterで周りの人がコーチングを受けた話を見たりはしていたけど、自分が受けるのはこの時が初めて。直感的に「なんだか受けてみたい」という想いがあり、試してみることにしました。
まず前提として、コーチングの内容はコーチの方によって結構異なってくると思います。ですので、今回はあくまで「私が体験したコーチング」についての話として読んでいただけたらと思います。
私が体験したコーチングは約1時間ほど。話したいトピックを最初に伝えるところから始まりました。
私は「こだわりがない」という自分の性格の悩みについて話してみることにしました。
「こだわり」がない自分が嫌だった
私は昔からこだわりがなく、「自分を主張するよりも周りに同調する方が、迷惑がかからなくて良い!」と思うタイプの人間です。
仕事をしてからはそれがものすごく嫌になり、どうにかこうにか「こだわり」を見つけようといろんなことをやりました。結果、三日坊主で終わったものもたくさんあったし、毎年年始に立てる今年の目標には、5年連続で「こだわりを持つこと」を書くようになってしまいました(=つまり成長していないですね。。。)
この悩みを一通り伝えたところからコーチングが始まりました。
その後、その悩みに対してコーチの方から、メンタル面/行動面などいろんな側面からアドバイスをいただけるんだろう、と想定していました。
ただ、その想定とは違う展開が待っていました。
悩みに対して向き合うんじゃなくて自分自身と向き合う
悩みに対して一通りお話しした後、全く違う方向からの質問が飛んできました。
「あなたはお金に対してどう考えていますか?」
「あなたにとって、家族はなぜ大事?」
「人生を振り返って、居心地が良かったのはどんな時?その逆は?」
「いま、仕事以外で『(自発的に)やりたい!』というモチベーションを持って取り組んでいる趣味などはある?」
「人に伝えていない自分の一面はある?それはなぜ?」
最初は違う方向からの質問に戸惑ったのですが、話していくうちに「自分が嬉しいと思う時の共通項」「苦手だったりあまり関心がない物事の共通項」が見えてきました。
この時に、個人的に面白いなと思ったのは、
仕事/キャリア→会社の1on1で上司や同僚に話す
将来について→家族や友人に話す
人間関係→家族や友人に話す
趣味→同じ趣味を持った友人に話す
とカテゴリを区切って相談する相手はいるし、これまでも相談をしてきたものの、これら全てをまとめて一人の人間として自分のことを話す機会ってなかったなぁ、とふと思いました。
上記のどこにも属さない「コーチ」という第三者だからこそ話しやすいというのもコーチングのメリットの一つなのかなと思いました。
「こだわりがないというこだわり」
そんなこんなで1hほどコーチの方とお話しをしつつ、話した内容をノートに書き出していくと、案の定私の人生はこだわりがなく散乱気味な結果に。
ただ、最後にコーチの方から話があった下記の言葉がすごく印象に残りました。
「こだわりがないことは、ある意味こだわりと言えるかもしれないですよ。しばらく、こだわりがないことがあなたのこだわりだと考えて生活してみてください。
ポジティブな変化が生まれるかもしれないし、うまくいかないかもしれない。
でもその考えを持って生活をしてみて、自分自身にどういう変化があるかをみてみるのは、あなたの人生における学びになるかもしれません」
(注:思い返して書いたので、一言一句この文言だったわけではありません)
自分が「嫌だ」というネガティブな感情でしかみることができなかった「こだわりのなさ」という性格に対して、違った見方ができたのは大きな収穫だったと思います(こうやって改めて書いていると「なんでそんなことに気づかなかったのかなー」と思うものの、私は気づけませんでした)
とはいえ、これまでずっとコンプレックスに思ってきたことなので、一回のコーチングでこれまでの考えを全て捨てきれた訳ではありません。
こだわりを持った人と仕事をする時、友人と話していてその人のこだわりポイントが見えた時など、「いいなぁ」と思うことが変わらずあるのは事実です。
ただそんな時に「こだわりがない自分、まぁそれはそれでいっか」と思えるようになったのは一歩前進かなと思ったりしています。
ゴールデンウィークも最終日なので、少し自分自身を振り返ろうと思って書いてみました!
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