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《夏の甲子園2023感想》地区大会の決勝戦で感動

今年も甲子園が始まりますね。
地区大会の決勝が次々に行われ、出場校が続々と決まってきています。

わたしの夫は野球が大好きで、この時期になると甲子園の話ばかりになります。
結婚するまで野球にも甲子園にも全く縁がなかったわたしも、夫のお蔭で随分と野球にも詳しくなり、甲子園も毎年楽しみにしています。

夫とする甲子園の話が毎晩盛り上がるので、昨年、これを記事にできないかな?と思い、書こう書こうと思っている間にサクサクと試合が進んであっという間に終わってしまった甲子園。

どれだけ書けるのかわかりませんが、今年もトライしてみようと、スマホに向き合っています。

この記事は、あくまで、野球素人の主婦が、野球に詳しい夫の話を聞いて心に残ったり、グッときたものを書いたものです。詳細が違ったりすることもあるかと思いますが、あたたかい目で見てもらえると嬉しいです。

さて、地区予選が進む中、今日(7/26)休みだった夫が夕方頃に「この試合、すごいよ!」とおもむろにスマホを見せてきました。

ちなみに今年は「バーチャル高校野球」というのがあり、全ての地区予選を無料で見られる…!と7月初旬からテンション高めに教えてくれた夫。多分、各地区の初戦から全てではないですが、要所要所の試合をチェックしています。情報の摂取量がすごい。

「すごいよ!」と見せてくれたのは、青森大会の決勝戦、八戸学院光星と八戸工大一高の試合。
わたし達が見たのは、タイブレークで始まった10回の裏、1アウト1塁2塁のシーン。
続くバッターは申告敬遠で1アウト満塁、緊張の中、次のバッターはバント。これをホームベースでアウトにして、最後のバッター。2アウト満塁の中、当たった打球は転がって、一塁へ。全力で走り一塁へヘッドスライディングするバッター、アウト。歓喜の光星学院、立ち上がれず、そのまま塁に突っ伏す八戸工大一高のバッター。

その瞬間に、もう、涙腺崩壊。勝敗を決めるヘッドスライディング、毎年何度か見かけるのですが、概ね全てで涙してます。
そこまで詳しくないくせに、その全力の姿、やりきって、でも届かなくて…その熱量に涙が勝手に溢れ出てくるんですよね。

試合後、挨拶をして握手をしたり肩を叩き合う両校。その姿を見て、地区予選の決勝が一番好きかもしれないなあ、と思いました。

きっと決勝に残るくらいのチーム、2年半の野球生活の中でお互いに顔を合わせてきたりもしている。もしかしたら、小学校の同級生、とかもあったり、リトルリーグで一緒だった、とかもあるのかもしれない。
その相手と全力でやり合って、勝敗をつけて、悔しさや、やるせなさもあって、その想いを勝ったチームもわかっていて。
お前達の思いも一緒に甲子園に持って行くから、なんてことを話していたりもするのかなあって勝手に思ってまた、感動したりしています。

甲子園の舞台に上がってこないところにもたくさんのドラマがあって、それはマウンドの外にもあって。

コロナがようやく落ち着いて、スタンドからも声を出しての応援が認められた今年。
久しぶりに球場に、ブラスバンドや太鼓の音、たくさんの声援が戻ってきていました。

音出しOKになったからこその困惑もある、というニュースも見かけたので、その感じ方はそれぞれですが。
わたしは、全力で戦う球児を、全力で応援する人たちの姿もまた、甲子園の輝きのひとつなのではないかな、と思っています。
あと、カキーンっていう金属バットの音もいいよね。プロ野球とは違う金属音、わっと湧く歓声、夏空の青さ、雲の白さ。まさに甲子園!って感じ。

とは言え、テレビ越しのこちらとは違って、現地はものすごく暑いと思うので(5年前に実際に見に行って、帰ってきてから夫とふたりで熱中症で寝込みました)どうか関わる皆さまが、大きな怪我なく、体調不良なく、戦えますように。

今年も勝手に拝見して、勝手に感動して、勝手に涙させてもらいます。楽しみ!

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