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東京に向かう夜行バスの中で、
ブランケットを被って、
座席の"ぼっちテント"を限界まで引っ張って、
一種のヨガのポーズのように脚を曲げながら、
思うことは...

**
昨日のビバラで飲ませてもらった
コブラとサソリと朝鮮人参を漬けた謎酒**

見るからにやばそうなボトルを見ていると、
アイコさんが、

「味見してみる?」

「はい」

お客さんが持ってきてくれたベトナム土産なのだそう。

どこかで舐めた鰭酒のような、
すっぽんvodkaのような、煮干しのような、
鱗のような味で、舌に乗せたときの

"ファーーーーーン"
"びりりりり"

って新感覚以外は、やっぱり。って感じ。

問題は、大きくエラ張り、美しいまでにとぐろを巻いたコブラがどうやってこの細い口のボトルに入ったのかということ。
固まったコブラはサソリを咥えている。

子供の頃、松ぼっくりを濡らして細く縮ませて普段は入らないはずの、ペットボトルに入れてみたことがあったっけ

これ、ほんとはものすごい細い偽物かなんかで、お酒の水分を吸って中で大きく膨らんだとか

現地にはやけに器用な婆さんがいて、
死んだコブラの頭を左右からきゅうっと押して一瞬縮めてうまいこといれてんじゃないの?

ボトルの側面にはちょうど真ん中に継ぎ目があった

コイツを上から入れるのは無理だろう、サソリ噛ませたコブラを挟んで、あとからボトルのガラスを半分ずつくっつけて酒を注ぎ込んだろう

コブラは威嚇するときに頭が大きくなるらしい

生きてるときは頭小ちゃいんじゃない?サソリも自分で入ってもらって中でこう喧嘩させて、
サソリが捕らえられた一瞬を見計らって酒を上からつぎ込んで出来上がりだな

自分でハブ酒を漬け込んだことのある経験者は

ハブは死ぬ瞬間にシュルシュルシュルって自分でとぐろを巻くのよ、生きているうちにボトルにどうにか入れて、何かで威嚇させて、ボトルの中で死んだに違いないわ

ベトナム土産としてはなかなか有名なものらしい。どこかで
右側に大量のサソリ
左側に大量のコブラ
目の前に大量のボトル
を並べた婆さんが地べたに座ってこの謎酒を漬け込んでだりしている風景があるんだろうか。

kyoto music shelfを流していたαstationはいつのまにか80年代のディスコミュージックにplay back

漢字は当て字

もう2時間もこんなこと考えてるのか笑

#夜行 #コブラ #ふしぎ #ベトナム #酒
#ぼんやり #つらつら #with #radio #note





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