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【映画メモ】『ワイルドガール』(2008)と青春

ひたすらに懐かしい作品がNetflixに入っていたので鑑賞。
自分がすごい若いときにたまたまバスの中でビデオが流れていて、こんな感じの学校生活や友人との結束や変身に憧れていたなと遠い目で思い出した。

ロサンゼルスで暮らすポピーは、オシャレが大好きな16歳。遊び友達と気ままに過ごしていた彼女は、母親の死後に父が若いガールフレンドを作ることが許せなかった。父のガールフレンドへの嫌がらせは度を超えたイタズラになり、それまでは我慢してきた父もついに怒りを爆発。そしてポピーをイギリスの名門寄宿校に転校させてしまう。そこで彼女を待っていたのはダサイ制服に厳しい教師、学園を牛耳る意地悪な生徒会長のハリエットだった。

ワイルド・ガールwikipedia

"You're cleverer and  better than this, Why don't you give yourself a chance?"

今回特に印象的だったのは、寄宿舎生活を始めて色々やらかしているポピーに向けて校長が放った言葉。
自分に期待できない時ってあるし、そんな時は他人から何を言われても受け入れられないとか、分かっているけどできないんだよ的な自分へのイラつきとかよくあるけれど、だからこそ言われて響く言葉だなと思った。

ルームメイトたちも寄宿舎で籠っている子たちのようでかなり大人な部分もあり、ポピーに向けて「本当のあなた」(ではなくて悪ぶっている)ということを述べている点が親元離れた自立みたいなものも感じられて面白かった。

紆余曲折あるんだけどとにかくエネルギーで前に突き進む成長物語。
友人と結託したりとか、試合で決勝まで行ったりとか、亡くなったお母さんの母校であることに気づいたりとか、ボーイフレンドと歩み寄ったりとか、その成長をお父さんや先生が見守っていたりとか。

最後まで明るくハッピーに観れる映画で、彼女たちよりだいぶ大人になったのだけどこういう感じはいくつになっても好きなんだなと再確認させられた笑


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