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新しいことに挑戦するのが怖い人に高めてほしい自己効力感とは?

4月を迎えるたびに新しいことに挑戦しようと目標を立てるものの、いつも怖くて一歩踏み出せずそのうちモチベーションが下がって挑戦する気持ちがなくなってしまう人はいませんか?

この記事では、新しいことに挑戦するのが怖い人に高めてほしい自己効力感について解説します。

自己効力感とは?


自己効力感を高めるために自信を持つ

自己効力感とは「自分ならできる」と予期する感覚を指し、カナダの心理学者アルバート・バンデューラ博士により提唱されました。

自己効力感が高いことによるメリットは次の通りです。

  • 新しいことにチャレンジするのに抵抗がなくなり積極的に行動できる

  • 自分ならできると感じているため目標達成まで失敗を恐れず取り組める

  • 高い目標でも挑戦する気持ちを失わずモチベーションを維持できる

自己効力感が高い人は自分ならきっとうまくいくと信じて行動するため、新しいことに挑戦したくないといった気持ちになりにくく、最終的には目標を達成しやすいと言えるでしょう。

新しいことに挑戦したくない人に知ってほしい自己効力感を測定する方法

新しいことに挑戦したくない、もしくは新しいことに挑戦するのが怖いと感じているなら自己効力感が低い可能性があるため、まずは自分の現状を認識するためにも自己効力感を測定してみましょう。

ドイツにあるベルリン自由大学のラルフ・シュヴァルツァー教授のホームページに掲載されている「General Self-Efficacy Scale」は32の言語で使うことのできる自己効力感の測定ツールです。

「日本語」をクリックすると10個の質問が出てきて、「全く当てはまらない(1点)」「当てはまらない(2点)」「まあ当てはまる(3点)」「全くその通り(4点)」の4つから回答を選択でき、合計点数が高いほど自己効力感は高くなります。

自分の自己効力感を数値化し、客観的に見つめ直すことによって改善点が見出しやすくなるでしょう。

参考:健康行動の変化 ラルフ・シュヴァルツァー「General Self-Efficacy Scale」

自己効力感を高め新しいことにチャレンジしやすくするための4つのポイント


成功体験を示す「SUCCESS」の文字

カナダの心理学者アルバート・バンデューラ博士が挙げた、自己効力感を高め新しいことに挑戦できるようになるための4つのポイントは次の通りです。

自己効力感を高める4つのポイント

自己効力感を最も高めるのは達成体験(成功体験)であるため、最初は小さな目標を達成することから始め、達成体験を積み上げていくことが大切です。

参考:渋谷昌三「図解 眠れなくなるほど面白い心理学の話」

媛の自己効力感が高くなった理由

媛の自己効力感が高くなった理由を前の項目でご紹介した4つのポイントに当てはめて分析してみると、次のようになります。

媛の自己効力感が高くなった理由を4つのポイントにあてはめて解説

媛は派遣社員としての就業経験しかなく会社で新しいことにチャレンジした経験はありませんでしたが、独立前に働いていた会社とカウンセリングをきっかけに、自己効力感が大きく高まっていったのがわかります。

まとめ

自己効力感とは「自分ならできる」と予期する感覚を指し、小さな達成体験を積み重ねることで高まり、自然に新しいことに挑戦できるようになります。

この記事も参考にして、ぜひ自己効力感を高め目標を達成できる自分になってみてください。

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