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AZさんの「私もまだみつけてない私を見つけた」を読んで

AZさんは、Youtube(主にLive)で数秘術をベースにその時の運気や過ごし方を発信し、数字のもつエネルギーや占いの要素を盛り込んだキャンドルとかお香も作っている方。
(合っておりますでしょうか)

私はAZさんのことは、星読みのyujiさんをフォローしている繋がりで、コロナ中に知ったと思う。
Youtube登録チャンネルはいくつかあるけど、逃さず見てるのはyujiさんと、AZさんの発信。
あ、ブログなどの文字ももちろん。

数日間、寂しい気持ちと心配ごとをを抱えていた私は、これがyujiさんの言ってた蠍座涙の29度ってやつか?や、そうゆうんじゃないか!てゆーか涙の29度ってなんなんだよ イラッ
とまあ、エモかった。

そしてそして!
前置き長くなりましたが、発売していたのはもちろん知っていましたが、今までスピ系、自己啓発系、なんちゃらのための10のこと、みたいなhow to系もざっと目を通しまくっていた私は、大変失礼ながらAZさんの本も、そちら側なのではないかと、そっと脇に寄せてしまっていた。

シンプルにいおう、まっっっじ読んでよかった。
一晩で一気読みし、途中泣き(あれ?涙の29度?)違うか。
そんなで、エモさに自分で拍車をかけながら文字を追いまくった。

AZさんの、“占い師としての自分で書いていると、言葉が詰まって出てこなくなる〜〜〜”
そこから書き上げるまでの葛藤が、ぐっと自分ごとのように入り込んでしまった。

というのも、私は自分でいうのもアレだけどとても器用である。
なにか作る、運動する、人と話す、後天的なものもあるけど、好き嫌いは置いといて、めちゃくちゃセンスなかったことがすぐ浮かばない。
でも、器用さって全然自分の強さには全くつながらないことも自分が一番よく分かってる。
だから度々、アイデンティティクライシスみたいな、私ってなんでしたっけ…?と、いきなり虚無ってしまうことがこれまで何度もある。

それは、好奇心旺盛で飽きっぽく、人といる自分が好きな私は、1人で〇〇としての自分を極めること(職人ぽい感じ)が出来ない。
ある程度できるけど、突出して何か?と言われると、ない。

と、自分の話は置いといて、AZさんの細かい心の動きを綴った言葉が、器用にキレイに覆った私の蓋をパッカーンと開けてきた 笑
そのおかげで、何者でもない自分、unarmedってこうゆうことかも、え、そうかも!!?!?!
って、火種がパチンとなった。

今、産後院でいろんなお母さんと接している。
どんな気分ですか?
って、とてもシンプルな質問に、多くの人は
え?体調ってことですか?
それとも子育てについて?
みたいな、なにか枠にはめてないと答えられない。
それはもちろん間違ってないけど、好奇心旺盛な私は、目の前の人に光るものを感じてしまうと、ついunarmed な状態を見たくなってしまう。
これがヘキとか、サガなのか。

AZさんも途中で書いていたけど、私たちってコトが終わり、解決してしまってからだと、こうこうこうなりました、めでたし。で、済んでしまう。
その渦中の右往左往がおもしろいのに。

あ、オーストラリアでは
how do you feel today って質問だけで、あーでこーで、ペットが死んでしまって、隣のおじさんが怪我をして、ってその日の気分に紐づいたストーリーの数々が、聞いてないのに出てくる(失礼)あたりが、日本人との差を感じた 笑
余談でした。

今思うと、先述した寂しさや心配な気持ちは、“〇〇としての自分”からの脱皮が進んでいる中で、まだ残ってる〇〇としての自分が
こうなったら寂しくないすかー?
心配じゃないすかー?
って、ひょいひょいボールを投げてきていたのかも。
蠍座涙の29度を使って。
なんなのか分かんないくせに、使いたくなるフレーズ、涙の29度 爆

AZさんは、書き上げるのとっても大変だったとお察ししてるけど、次の本も楽しみにしてしまう。
とりあえず、もっかい読もうかな。

追記
AZさん、蒲田から池上線へ乗り換えたところに住んでいたらしい。
それ今のワタシーー!!
って、ご縁も感じて、ますます好きです。



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