小田尚稔の演劇 「よく生きろ！」 “Live well！” 　@ こまばアゴラ劇場

客席から舞台

2022/12/9-12/18小田尚稔の演劇 「よく生きろ！」 “Live well！” 　@ こまばアゴラ劇場

かなり久しぶりになったこまばアゴラ劇場です。

面白かったのは、客席と舞台が通常と反対に作ってある所。
お客さんが階段で2階に上がると、通常だとすぐ階段席になっている所が舞台になっているため、お客さんは舞台美術が置いてある所を突っ切って客席に行くことになります。
この向きに舞台を作ると、調光室（舞台面から見るとロフトのようになっている所）も舞台として使うことが出来るんですね。
今回それをしっかり活かした動きになっていました。

私が以前にここに来たのが2019年・『北限の猿』（青年団）
その前が2017年・『を待ちながら』（山下澄人・飴屋法水）
でしたが、『を待ちながら』も同じような作りでした。
なので「へ〜アゴラってこういう作りなんだ！面白いな〜」と思っていました。
そもそもが逆だったという。

作品に関して。
小田さん作の芝居は初観劇です。
以前岸田國士戯曲賞にノミネートされたときの作品を読んで、凄く面白くて好きだったんですが
今回もとても楽しんで見させていただきました。

小田さんは18年に、飴屋法水たち『スワン666』@ 北千住BUoYに出演されていてその中のテキストも一部書かれていたと思いますが、言葉の使い方がすごくいいと思います。
シリアスなセリフも一見軽いセリフも、言葉選びのセンスがすごくいい。

あと俳優さんがみんな良かったですね。
体使いには眼を見張るものがありました。
スーパー（？）の店員であり立ちんぼの女性を演じていた的場裕美さんという方が印象的でした。

これからnoteでは劇場スケッチ＆観劇レビューなどを書いていこうと思います。