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遊びでお口育て

歯科衛生士さきです!
定期的に開催している「遊びでおくち育て」がめちゃくちゃ楽しかったので、どんなことをしたのか、なぜその遊びにしたのか、お口育てにどうつながるのか?

まとめていきたいと思います。


遊びでおくち育ての経緯

遊びでお口を育てる歯科衛生士と名乗っている私ですが、なぜお口育てに「遊び」を取り入れているか。

それは
トレーニングでは育たない子もいることが
わかっているからです。


全ての方が該当するわけではありません。
トレーニングで育つお子さんもいます。


トレーニング=やらされている
トレーニング=お母さんが指示をする

のイメージが強い方も
いらっしゃるのも現実です。


お口のトレーニングをするにあたって
「お母さんが頑張らなければならない」
と負担になることもあります。

なんだかそれは嫌だな〜〜と感じていました。


だからカテゴリーを変えることは
お母さんの気持ちも少し楽になる。


やることは子どもにとっても
「トレーニング」ではなくお口の発達につながる「遊び」を実践していきます。


たくさん笑うこと
お話すること
親子で協力すること
全身を使うこと
お口を使うこと


全ては「子どもの健康」のために。
そんなことを意識してプログラムされているのが「遊びでおくち育て」になります。



今回の遊びは・・


今回5回のカリキュラムの最後を彩るのは
「全身で絵の具遊び」になります。


どの回にも一番最初に行う
あいうべ体操でお口と全身を動かしていきます!


待ってました、全身で絵の具遊び!
ワクワクしていたお子さんも、ドキドキしていたお子さんも
まずはそーーーっと手をつけていきます。


絵の具遊びのプロ。水彩画家さなえさん!

まだまだ序の口です。


もちろん、大人も!
子どもは親の真似がとっても得意。
新生児模倣は生後42分から始まりますからね。

真似は生きていくために
必要な能力なんです。

だから大人も!

手や足だけでなく
全身を使う遊びです。

高バイ姿勢になり、ペタペタ歩いたり、
とにかく「自由」にあそんでいきます。

総勢約25名で
遊びでおくち育てを楽しみました!!!



遊びの狙い

筆や鉛筆を使うのでなく
自分の身体を知ることが第一の目的です。

手に絵の具をつける感覚、
ペタッとする感覚、
指先まで力を入れる感覚、
足の形、手の形を知るきっかけ

など、自分の身体を知っていきます。
手や足は感覚野の中でも「敏感な場所」とされていますからね。


感覚が鋭いところが大きく表示されています。


そして
お口の育ちには手と口・目と口・足と口などの協調運動が必要になっていきます。だからこそ、口だけではなく「手・目・足」の育ちも必要になってくるんですね。


お口は末梢の部分。
ということは発達でいくと後半になります。

発達の法則、
中枢から末梢ですね。
中枢である「体幹部分」を育てていく、それも楽しく。

そこが1番の狙いです。

お口の発達に不安のあるお子さんは
「中枢」の発達が足りなかったりします。

たくさん大きな動きをしていく、
年齢が上がれば上がるほど「やらなくなってくる粗大運動」です。


お家ではなかなかできない体験を
今回カリキュラムの最後に取り入れました!



私の想い


こんなふうに遊びながらお口を育てていますが「歯科医院」でできないことをやっていけたらなって思うんです。

もちろん、歯科医院でプロに診てもらって取り入れることも一つ。

それだけではなく
発信・活動している人もたくさんいます。


病気を治すのは医者だけでない

と思っています。


むしろ「家族」の方が大きな役割を持っている
そう思っています。


その中でも大きな存在が
「母」だと思っています。


自分自身、母になって
家族の健康をやっぱり考える様になりました。


自分の作ったものが
家族の血となり骨となることを実感しています。


そして
子育ては孤独ではできないこと。

人は集団で生きていく生き物です。


お口育ては
親子でやることであり、
みんなで行うこと。
一人ではできません。


私一人ではできない。
だからさなえさんと一緒にやるのもそうだし、参加してくださるお母さんやお父さんとも創り上げているのが遊びでおくち育てなんです。




まとめ


今回のカリキュラムの最後には
お昼ご飯も準備させていただきました!


もちろん、ここでも
「おくち育て」です!!

おにぎりとお味噌汁を準備しました😊


40個作ったおにぎり。

両手で掴んで自分で食べる。
体の中心に持ってくる。
お椀を体の真ん中でもつ。
楽しく食べる。
そのほかにもお口育てにつながるポイントがあっての
「おにぎりとお味噌汁」

なんですね〜〜♪


またこちらは別記事でアップできたらと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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