2021.10.18 寒さと大みそか気分。

急に寒くなってもう冬という感じ。きのうの夜くらいから、久々に寝る前に小説読む時間がほしいなと思って、江國香織の流しのしたの骨を読んだ。

ずっと夏物語(川上未映子著)読み切らなきゃと思ってたんやけど、面白いんやけど読むモードにならなくて、私にとって考えたいこと、大事なことはあの本にいっぱい詰まってるんやけど、それをちゃんと咀嚼する感性では今ないなぁという感じで、でも私の場合、一回これって決めたらけっこう読み切らないと気が済まんタイプで違う本を読むこともできてなかったんやけど、なんか、立ち止まらずに切り替えようかと思って思い切って夏物語は本棚にしまった。

こうやって生きていく、というか、こうやってちゃんと大人になっていく感じがする。自分の主義とか、守るべきものも大事なんやろうけど、でもそれ以上に今の自分がほしいもの、一番今に当てはまるものを掴んでいくってすごい大事なんじゃないかなぁって思う。

今日は休み明けの仕事で、憂鬱だったのと、会社にいると私でいるのに私じゃない感覚はやっぱり消えないなぁと思う。多少薄れたりはするけどね。でも、私は基本的に、やっぱり人と関わるのが苦手。最近はそれを普通のことみたいに受け入れられるようになった。ちょっと前までは苦手を克服したいと思ってたけど、今はそこまでそこにこだわらなくてもいいかとも思う。

寒くなって、帰り道とか暗くて、なんかものすごく寂しくなった。なんか私やっぱ冬って苦手だなー。夏はいろんなものが近いけど、冬は逆にいろいろが遠のいていく感じ。取り残される。一人にされる。何が不安とかじゃなく全体的に不安で、ポカーンと、北極の氷の下は海ですよみたいな、溶けたら何にもないんや、足場がないんやみたいな、そんなイメージ。(?)

何かにすがりたいなと思う。何かにすがれたら。でも私今日思った。私ってさ、多分人にすがるとかもできないタイプ、人を信じて、人に委ねて、とかもできないよね。都合のいいように人を利用することはあっても、心を人に任せる、みたいな、そういうことは絶対なくて、良くも悪くも自分の心だけは自分でちゃんと持ってる、人には心をすがりつけない。私が心ですがりつくのは私だけで、だから私は私の孤独が意外と好きなのかもなって思ったよ。しんどいけど私は私で生きていく。21歳でこう思えたこと、良いとか悪いとかは知らないけど私っぽい人生だなと思えたので少し誇らしい。

今日はもうタイツ履いて会社行ったし、制服の上から羽織りも着たし、どんどん冬仕様。朝も布団の中でさえちょっと寒かった。仕事帰ってきてから、夕ご飯グラタンだったけどその後カップヌードル食べちゃった。シーフードとカレーの合体してるやつ。けっこう美味しかった!

それからこの寂しさとか空気感が、なんか大みそかに感じる気持ちっぽいなぁと思ったので、そういう詩をちょっと書きかけた。大みそかに大みそかの詩をアップできたらいいなぁと思う。これから本読んで寝る。


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