見出し画像

出産予定日まで1カ月、今の気持ち

出産予定日まであと1カ月となりました。
この間、ふとした瞬間に旦那さんから「今の気持ち、ちゃんと日記に残しておいたほうがいいんじゃない?」と言われハッとしたので、このnoteにも今の気持ちを綴っておきたいと思います。

あっという間の妊娠生活

振り返れば、3月に妊娠が発覚してから本当にあっという間の7カ月間でした。4月に引っ越し、5月に結婚式、7月に仕事納め、と行事が怒涛に続いていたせいもあるかもしれません。まだまだ先と思っていた出産予定日がもう目の前まで来ていることに私自身が一番驚いています。

妊娠初期には初期の、中期には中期の、後期には後期の悩みがありました。

初期は常にお腹の赤ちゃんが生きているかどうか心配で、健診で心拍を確認するたびに安堵のため息をつきました。

中期にはお腹も大きくなり体重も増えてきて、仕事へ行くのがつらくなりました。
どうせすぐに産休だ、と思うと身体的にも精神的にも仕事のモチベーションは上がらず。なのに、以前のようにバリバリ働けない自分に肩身の狭い思いをしたりして。そんなジレンマに苦しんだ時期でした。精神的にはこの頃が一番不安定だったかな。

8月から産休に入り、妊娠も後期に。時間も心もゆとりができて、幸せな日々が始まったけど、半比例するように身体は苦しくなっていった。妊婦の夏は本当に暑くて、夜は冷房を付けても寝苦しかった。安定期が一番過ごしやすいというのは本当だな、と実感しました。胎動も痛いほどになり、お腹の張りも頻繁になった。歩くペースは100歳のおばあちゃん並みです。

会いたい、けど産むのは怖い

そして、出産に対する気持ち。

痛いほどの胎動でも、赤ちゃんの足やお尻の動きがなんとなくわかって愛おしくてたまらない。街で赤ちゃんを見るたびに「可愛いなぁ〜、私も早く会いたいな」と思います。

どんな顔してるんだろう?どんな声で泣くんだろう?母乳ちゃんと出るかなあ?手足はどのくらいちっちゃいの?と毎日色んな問いを投げかけています。

ただ、ジレンマもある。

会いたいけど、何より産むのが怖い。痛みが怖くてたまらない。スマホで「陣痛」「出産 痛い」「内診ぐりぐり」などと調べては、余計に不安を増長してしまって後悔する日々。

夜、突然たまらなく怖くなって逃げだしたくなるような心地がしたかと思えば、次の朝には「なんとかなる、皆経験してることなんだから」と強気な自分が出てくることもある。ふいにテレビでシルクロードの農村が映し出されて、「この村には設備の整った産院なんてきっとないのに、女性たちはちゃんと出産できているんだ」と勇気づけられたりもします。

妊娠は不平等

陣痛の痛みが訪れたとき、どれくらい心の余裕があるのかはわかりません。だけど、私は自分に「甘ったれるな、大丈夫!」と喝を入れたい。

妊娠中は大変なこともあるけれど、妊娠しなければよかった、と思ったことは一度もありません。全ての経験がありがたいし、全ての過程が愛おしい。

私の身近には、不妊治療を頑張っている人やそれでも授かれなかった人、妊娠とは関係なく病気と闘っている人、色んな大切な人がいます。世の中には、望まない妊娠で産んだ人や産まれた人もいる。

そんななか、お腹の赤ちゃんが私のお腹の中に来てくれたことには意味があるはず。
この子のためにもたくさん深呼吸して酸素を送って、無事に健康に産んであげたいと心から思います。がんばれ、わたし!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?