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鬼滅の刃感想 〜上司のあり方について〜

組織経営から見た鬼滅の刃
(映画のBlu-ray発売を記念して思うことを書きます。)

〜無限列車の煉獄さんVSパワハラ無惨〜

煉獄さんの素晴らしさは沢山ありますが
上司として見たときの視点から考えます。

やはり適材適所を瞬時に判断できていたことが挙げられると思います。

状況として、敵側の鬼に先手を打たれているし、メンバーも当時は成長過程の新米剣士のようなものだった。

しかし彼らの適正を瞬時に見抜き、配置と戦略が素晴らしかった。
直線攻撃が絶対的に得意な善逸と
接近戦となる禰豆子を列車内に配置。
柔軟性のある動きに対応しやすい炭治郎と伊之助を列車の上に配置して、鬼の首への対応を任せた戦力は功を奏し、
力においても状況おいても不利な立場を挽回することに成功した。

総合的能力が見劣りするような組織であっても、適材適所によって挽回の可能性を秘めていると思いたいものです。

パワハラ無惨は、、、
勿論尊敬も納得もできないのですが、戦力だけを論理的に考えたとき、頭っから否定はできないのですが、結果やっぱり駄目だったのかと思います。

(実際は本人の気まぐれと腹癒せでしたが)
少数精鋭を目指し、パフォーマンスの低いメンバーを切り捨てるというのは、
組織運営として、採用する企業もあることでしょう。

でもやはり最終的にパワハラと恐怖だけでメンバーは動かない。

少しネタバレになりますが
強いメンバーも、最終的に体の再生を諦める瞬間が出てきます。

心から鬼であることを誇りに思えていたら
違ったかも知れません。

優しさや指導力がなくとも
せめて理屈上部下を納得させていたら。。。

「弱い人間を滅することは、日本経済の発展に貢献するばかりではなく、社会保障費の増大を防ぎ…」

みたいに、こじつけでも理屈上、鬼は素晴らしい生命体であることを自覚させ、誇りを持たせていたら、どうなったか見たいところです。

さらにカオスで納得できないのが無惨の女装姿です。

パワハラ会議において無惨は女装していますが、あの姿は、舞妓さんみたな立場らしい。

つまり無惨は人間に化けて人間社会に潜んでいましたが
おっさん達の前で、踊ったりお酒を注いでい
た女の子をやっていたことになります。
情報収集もかねて人間界に潜んでいたようですが、さすがに女装は驚きです。

そんな役なら、堕姫とかにやらせればいいのに、何故に自分から??
そして解体されてしまったけど、部下は誰も突っ込まないし。

人間界において
上司が突然女装して現れたら、
指示を聞く前に、突っ込みを入れるのが自然な流れというか
どんな怖いパワハラ上司であったとしても
突然女装して説教や指示をしてきた所で、頭に入らないような気がします。

やはりそれが人間組織との違いかと思いました。

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