エルサルでの生活
任地に来て3週間が経った。
生活にも少し慣れてきたのでエルサルバドルでの生活について紹介したい。
街の雰囲気
私が生活するチャラテナンゴ県チャラテナンゴ市は県の中心部ということもあり、地方の中では栄えている地域。
中心街に行けば生活必需品は大体揃うし、
おしゃれなカフェがあったりもする。
規模は小さいがジムや屋外プールもある(まだ行ってない)。
家から歩いて15分もすれば中心街へ着く。
しかし少し道を外れて15分も歩けば、一人歩きが推奨されないエリアにも入り得るので注意が必要。
中南米地域の隊員は基本的にホームステイ。
私も例に漏れずホームステイ。
これは安全対策という理由と現地の人の生活に馴染む、また早期語学習得という理由が挙げられるが
個人的には前者の理由が結構ウェイト重めに感じる。
細かな治安情報は現地の人に聞くのがよい。
家は街からやや標高が高いところに位置し、買い物を終えた後、帰路はなかなか辛い。毎日が猛暑日の低山登山である。
道路には歩道が少なく、傾斜があるため多くの人はタクシーを利用する。
日中は焼かれるような日差しのせいか、外にいる人は少ない。
隊員の徒歩外出は18時以降原則禁止。
そして食事は炭水化物多めときたものだから
これは意識的に運動するようにしないとまずい…
休日はスーパーを除き殆どの店が閉まっている。(土曜は午前営業)
店が閉まる時間帯は人通りも少なるからあまり一人歩きをしないようにと言われている為、出不精になる。
日本にいる時はドラマを殆ど観ていなかったのだが、
(休日は殆ど山にいた)
この3週間でイカゲームとPálpitoのシーズン2まで見終えた。
kindleの積読も全然崩せてない自分に少し引いた。
ホームステイ先
一緒に暮らすのは配属先の教頭先生とそのお母さん(Irmaママ)。
教頭先生は声が大きい事もあり最初は少し距離を取っていたが、優しい先生だった。ただ、他大学でも教鞭を執っていたりと多忙で殆ど家にいない。
Irmaママは近くの病院の事務としてフルタイムで働いている。
週2回、平日と日曜に教会へ行っており、
日曜の教会には私も連れて行ってもらっている。
初めて教会を訪れた際、福音派の礼拝を知らなかった私は
コンサートでも始まったのかと思った。
突然始まるノリの良い音楽、皆立ち上がって手拍子、合唱…
最終的には踊り倒れる人まで。
「Slain in the Spirit」といい、信者はこれを神の存在や愛に触れる経験と解釈するそう。(諸説あり)
家事事情
料理はIrmaママが作ってくれる。いつも美味しい。
食後は15分程一緒にお茶をするのが恒例になってきた。
私の質問にいつも丁寧に易しいスペイン語で答えてくれるIrmaママ。
「今の方言はね…」と逐一説明してくれる長崎の祖母を思い出しほっこりしている。
近所には娘一家と息子一家が暮らしており、娘さんが週4のペースで家事のお手伝いにやって来る。
私の部屋も週一でピカピカに磨き上げてくれる。
わがままボディの4歳児も一緒に来るので大変賑やか。
週末はハンモックへ誘導され、掃除の様子をただ眺めることになる。
大分申し訳ない。
最低限の自炊道具も持ってきたが、出番がない。
家事のできない女になって日本に帰ることになりそう。
水電気事情
電気、ネットは特に今の所問題がない。
多くの家庭が家にWi-Fiを繋いでおり、恐らく隊員が滞在する家はWi-Fiがあるはずである。
電気はスコール時に一時的な停電はあるが、今の所2-3分で復旧する。
水事情は地区ごとに異なるらしい。
私の家では夜にシャワーが浴びれるのは週3回である。
というのも日中(7:30頃~昼過ぎ)は毎日水が出る。
ただ、6:30出勤の私はその恩恵は得られない。
水が出ないときは溜め水を使う。
地区ごとと書いたが、徒歩5分の家に住む同期隊員は毎日水が出る。
ちょっと…どんな配水区分なのか。
シャワーはどこの家庭も温水は出ないらしい。
しかし、チャラテナンゴが暑すぎて今のところ水による辛さを感じていない。
はじめは色々不便を感じたりもしたが、人間ひと月も暮らすと慣れるらしい。
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