【特別インタビュー】「令和の虎」でおなじみ、荒木杏奈さんがカンボジア不動産を始めた理由
こんにちは。海外不動産投資家の宮脇さきと申します。
私はお茶の水女子大学在学中に仮想通貨を購入し、仮想通貨の運用益で分散投資の一つとして不動産投資をスタートしました。
21歳で国内投資物件を所有し、本格的に不動産投資の道に進みました。
国内不動産は合計で3棟18室保有、シェアハウスで利回り30%超えの物件を運営し、その後いくつかの物件を売却し2000万円以上の売却益を出し22歳で世界へと視点を変え、現在はドバイ移住し、個人投資家として資産運用しながら投資家へのアドバイザー活動をしております。
今回は、カンボジアと日本で不動産会社を経営している荒木杏奈さんにインタビューをしてきました。荒木さんは、カンボジアの不動産市場において豊富な経験を持ち、そのノウハウを活かして日本とカンボジアの二拠点で活躍されており、最近では人気YouTubeチャンネル「令和の虎」でもご活躍されています。
今回は、荒木さんがどのようにしてこの業界に入り、カンボジアで起業するに至ったのか、そして現在の不動産市場についてお話いただきました。
カンボジアで5年間生活
皆さん、こんにちは。荒木杏奈と申します。
私は「アンナアドバイザーズ株式会社」という会社の代表を務めており、主にカンボジアの不動産に関するご案内を行っています。
東京とカンボジアの2拠点で活動しており、基本的に東京に住みながら、カンボジアとの行き来を続けています。
カンボジアで5年間生活した経験があり、カンボジアでの不動産業務には深い知識と経験を持っています。
私たちの会社では、日本人スタッフが現地に常駐しており、物件の管理や売買のサポート、銀行口座開設のご案内を行っています。
また、購入後の転売や賃貸運用のサポートも行い、購入から転売の出口までワンストップでお客様のニーズに応える体制を整えています。
カンボジアでの起業はOL時代の東南アジア調査がきっかけ
私がカンボジアで起業することになったきっかけについてお話します。
実は、もともと自分が社長になるつもりは全くなく、ただ周りの経営者の友人たちから「社長をやってみたらどう?」と勧められていた程度でした。
しかし、前職で東南アジアの投資環境を調査していた際、カンボジアという国のポテンシャルに気付くことができました。
当初、カンボジアに対しては地雷や治安の悪さなどのネガティブなイメージがあり、正直なところ、行くのが少し怖かったです。
しかし、仕事の関係で実際にカンボジアに足を運んでみると、すぐにその魅力に気づきました。フランス領だった時の影響を受けたおしゃれな街並みがあり、インフラも意外と整備されていたのです。
また、投資環境が非常に魅力的であることもわかり、特に米ドルでの取引が可能である点や、送金不正がない点が非常に大きな利点となっていました。
カンボジアでの初めての不動産購入は、思いがけない成功を収めました。
リーマンショックの影響で建設が一時中断していた物件を購入し、それが再開されて無事に完成した際には、購入時の価格が大きく上昇していたのです。
こうした経験から、私自身もこの市場での可能性に魅了され、同じように不動産を購入したいという声が増えてきたこともあり、これをビジネスにしようと決意しました。
不動産への興味は幼少期から
私が不動産に興味を持つようになった背景には、家族の影響が大きくあります。
父が1級建築士で、家には常に間取りや設計図、建築模型があり、そうした環境の中で育ちました。
また、父が自ら家のリフォームを手掛ける姿を見て、自然と建築や不動産に対する関心が深まったのです。
家の床暖房や浴室のリフォームを自ら手掛ける父の姿は、私にとって大きな影響を与えることになります。
さらに、母も住宅関連の会社に勤めていたこともあり、家族全体が建物に対して強い興味を持っていたのです。
私自身も幼少期からマンションの広告を集め、間取り図をチェックするのが週末の楽しみだったのを覚えています。
これが私の不動産に対する興味のルーツとなっています。
キャリアのスタートは大手インターネット広告代理店のセプテーニで、そこで金融や不動産の分野に触れる機会がありました。
その後、SBIに転職し、国内外の投資環境を調査する仕事を経験する中で、特にカンボジアの市場に強い関心を抱くようになりました。
これが現在のキャリアに繋がっています。
カンボジア不動産が購入しやすいよう、三井住友信託と提携
カンボジアで不動産を購入する際、ある問題が発生することをご存知でしょうか。
メガバンクであれば問題なく送金ができるものの、地方銀行では海外送金ができないケースがあるため、これが不動産購入の際の大きなストレスとなっているのです。
この問題を解決するために、私たちの会社では三井住友信託銀行と提携しています。
提携を通じて同銀行での口座開設をしていただくと、ゴールドステージを維持費なしでサービスの提供を受けたり、低い手数料で送金を行えるようになっています。
この取り組みにより、カンボジアでの不動産投資を検討しているお客様にとって、送金問題が解消され、より安心して投資を行うことができるようになっています。
カンボジア不動産を購入する場合、どの銀行との取引が正解か
私たちの会社では、カンボジアでの不動産購入をサポートするために、信頼性の高い金融機関を提供することが重要と考え、カンボジアの銀行を顧客に紹介し、不動産の賃料の受け皿として活用しています。
特にフィリップ銀行やアクレダ銀行は、米ドルでの取引が可能で、金利も高いため、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。
カンボジアで不動産を購入する際、これらの銀行を利用することで、より安全でスムーズな取引が可能になります。
経済発展著しいカンボジア
カンボジアの不動産市場は、私が初めて訪れた頃と比べて劇的に変化しました。
例えば、都市部の電力供給が改善され、夜でも街が明るくなってきました。
以前は電力不足が原因で夜間の街は暗く、人々の生活にも影響がありましたが、最近では火力発電や水力発電が増え、電力の安定供給が進んでいます。
また、2013年頃から建設ラッシュが始まり、高層ビルが次々と建設されています。
特に、42階建ての建物や、今後完成予定の77階建ての建物など、カンボジアの都市開発は目覚ましいものがあります。
さらに、イオンモールが3つもあり、生活環境が大きく向上しました。
これにより、日本人や外国人だけでなく、地元のカンボジア人も利用するようになり、商業施設としての役割が拡大しています。
カンボジアではホテル、オフィス物件投資が狙い目
私自身、これまでに20部屋以上の物件を購入し、賃貸運用やホテル運営を行ってきました。
カンボジアでの不動産投資を成功させるためには、供給が少ないカテゴリーの物件を選ぶことが重要です。
特に、ホテルやオフィス物件は、今後の成長が期待される分野です。
また、賃料保証が付いている物件は、リスクを抑えたい投資家にとって安心の選択肢となります。
最初に購入した物件は、韓国系のプロジェクトで、購入価格は1,250万円でしたが、半年後には2,000万円にまで値上がりし、売却に成功しました。
これは、当時のパフォーマンスによるものですが、現在でもしっかりとした物件選びを行うことで、十分なリターンを得ることが可能です。
現在所有している物件の一部は、日本大使館近くのエリアに位置し、賃貸運用やホテル運用を行っています。
これらの物件は、しっかりと管理されており、安定した収益を上げています。
私たちの会社では、今後も、カンボジアでの不動産投資において、さまざまなカテゴリーの物件を提供し、投資家のニーズに応えていきたいと考えています。
プロフィール
さき@海外不動産
海外不動産投資家・海外移住コンサルタント
1997年宮崎県生まれ。UAEドバイ在住。お茶の水女子大学在学時に、暗号資産投資で大きな利益を出し、分散投資の一つとして不動産投資をスタートする。大学3年生の21歳から国内不動産投資を始め、国内3棟18室を保有し利回り20%以上の物件を運営し、その後いくつかの物件を売却。22歳で海外不動産投資へ進出し、ジョージア、トルコ(イスタンブール)、アラブ首長国連邦(ドバイ)に不動産を所有。現在は、個人投資家として資産運用をしながら、富裕層、経営者、投資家への資産コンサルティングのほか、海外移住のアドバイザーとしても活動。チャンネル登録者数5.58万人のYoutubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」を運営。