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[源氏物語10] 六条御息所とお似合い!?

子供もわかる!? 源氏物語
光源氏君と12の花めぐり

原作の源氏物語にはないのですが、「光源氏君と12の花めぐり」では、どのように光源氏が六条御息所と出会ったのか紹介していきます。

光源氏は、文字を書くのが上手くなりたいので、六条御息所のところに習いにいくお話です。

ぜひ、Youtube版も見てください!

ある日、六条御息所の屋敷で働く女房たちが噂をしていました
女房A「光源氏様、最近はずっと熱心にこちらへ通われているわね」
女房B「六条御息所様と勉強されているようよ」
女房A「二人が並ばれると美男美女でお似合いだわ」
女房B「六条御息所様と付き合ってしまえばいいのに」

その噂を六条御息所は聞いていました

六条御息所「あなたたち、こんなところで話していないで手を動かしなさい」
女房たち「はーい」

六条御息所はそういうと、自分の部屋に戻りました

六条御息所(ヒカ君と私がお似合い!?)
六条御息所(早くに夫を亡くしたとはいえ、私の方が7歳も年上だし...)
六条御息所は光源氏のことを考えていて悶々していました

一方、光源氏の部屋には親友の頭中将が遊びに来ていました。
光源氏は書物を読んでいます。

頭中将「光源氏君、最近、六条御息所様のところに通っているんだって?」
頭中将「あの方は高嶺の花だ。君のような若い子には相手にもされないだろう」
頭中将「私の方がお似合いだよ」
光源氏「はぁ?」

頭中将は六条御息所の屋敷に行きました

六条御息所の娘「お母さまにお客様が来ています」
六条御息所「今いくわ」
六条御息所(ヒカ君が来てくれた!?)

頭中将「六条御息所様、今から私と遊びませんか?」
頭中将は、チャラく六条御息所を遊びに誘いました

六条御息所「お帰りください」
頭中将「えっ?」

頭中将 退場

六条御息所(ヒカ君じゃなかったわ...)


先生、ご褒美が欲しいです!

ある日、六条御息所の屋敷で光源氏は勉強していました
光源氏「先生、勉強を頑張ったら何かご褒美が欲しいです」
六条御息所「ご褒美?絹織物かしら?」
光源氏「うーん、絹織物はいいかな」
六条御息所「じゃあ、お菓子とか」
光源氏「先生、僕はもう子供じゃないんですよ!」
六条御息所(ご褒美って何が欲しいの!?)

光源氏「先生の花の宝石が見てみたいな~」
六条御息所「花の宝石?どうぞ!」

六条御息所「私の花の宝石は梔子の花よ」
光源氏「わぁ、綺麗ですね!」
光源氏「この花の宝石を先生から贈って貰えるような男になりたいです」

六条御息所(前の夫は興味がなかったから贈らなかったけど、ヒカ君は花の宝石に興味があるの?)
六条御息所(花の宝石は恋人や結婚相手など大事な人に贈るもの...)
六条御息所(簡単にヒカ君にあげてもいいのかしら?)


源氏物語11に続きます!

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