「花束みたいな恋をした」

隙間時間を見つけると、すぐに映画館に行きたくなっててしまう。映画館で映画を観るワクワク感と居心地の良さの中毒なのかもしれない。通勤途中に映画館がある環境のせいでもあると思う。

先日観た、「ヤクザと家族」の余韻がまだ残るなかで観てしまった為に、ものすごーく平和に感じました。
そりゃそうだ。(あ、絹のお父さん役で「ヤクザと家族」の刑事役の岩松了さんが出てきて、存在感を発揮されていた。しかし私は岩松了さんのことは顔しか知らず、名前や詳細を調べていったら結婚観にまで辿り着いてしまい。「結婚して時間が経ち、妻と目を合わせなくなる時間こそが人間としての面白み」的な話が出てきて、面白かった。脱線しすぎた!)

有村架純は、見てるとニコニコしてしまう可愛さがあるので、演技を観たい!というよりは癒され目的だったかもしれません。大変、癒されました。

最初のイヤホンのシーン。あーゆーこだわりは大事だけど、ゆるく楽しんでるところに音のこだわりを他人にも主張してくるところは性別問わず、めんどくさっ!と思ってしまうので、この2人には共感出来ないタイプかもしれないな・・と思いながら見始めましたが、そうなった経緯も分かったし、共感ポイントはたくさんありました 笑。

好きなものが偏ってたり、単独行動気味なところだったり、社会人になって仕事をしていくなかでも、楽しいことを選んで生きたいし、だめだったらまた考えればいいじゃん、的なところは絹に共感。
私自身、結婚して子供2人産んでも仕事観とかが変わらなくて、自分がいつまでも子供みたいな気持ちになることがある。
男女の違いや考え方の違いも、痛い程分かるようなシーンも多い。

出来すぎている重なる偶然の多さにリアリティは無いけど、少女マンガみたいに楽しめるし、あそこまでじゃなくても、共通点を見つけてテンション上がる感じは分かる。普通の恋愛の普通の気持ちの変化が分かりやすく丁寧に表現されている。だんだん気持ちが離れていく感じはとてもリアルで、もし、恋愛していて同じような状況の時に見たら、なかなかしんどいだろうなー、と。

あの、幸せに別れたい感じは、すごく分かるなぁ。そして別れた後も家が決まるまであんな風にもきっと過ごせる気がする。

ハッピーエンドじゃないけど、重い話じゃないから、昔を思い出してちょっと切なくなったりしながらさっぱりほっこり楽しめる映画でした。

しかし、菅田将暉が、演技も上手で人気のある人だということは分かるんだけど、私の中でどうしても、好きでも嫌いでも無い人なんです。ちなみに、佐藤健、山崎賢人、二宮和也、あたりにも近い感情を覚える。顔の系統はバラバラだから、顔の話でも無い気がする。何ででしょうね。オダギリジョーは、好きだけど、またこーゆー役だーってなるなぁ。オダギリジョーっぽい役しか観たことない気がする。もっと色んな作品観てみよう。


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