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小さな感動をつくる

久しぶりに家事代行で新しい人のお家に入ってお仕事したんだけど、新しいお家行くのワクワクするし楽しいな。

そしてお仕事終わってから、「シャワーヘッドが新品のやつみたい。。。」ってポロッと言ってもらえたの、じわじわ嬉しかった。

お掃除の仕事してると思うことだけど、掃除のサービスに対してみんなわざわざお世辞言うことが少ないというか、言うとしたら結構本心がポロッと出る感じが多いなって思う。

掃除って、0からプラスを作ることではなくて、マイナスを0に持っていく感じだから、そういうサービスって基本的に「ありがたいです」で終わることが多い。

それは、全然嫌とか思ってなくて、マイナスになった状態を初期値に戻すっていうだけであって、別に目新しいことはなに一つしていないのだから。

ただ、0に戻すとは、とっても難しいこと。なぜなら、目指すべきは、新品のモデルハウスの状態だから。

本気で初期値に持っていこうとすると、気を抜いてたら全く到達できない。

だから毎回、スタートラインに戻すことに全力で取り組む。

だからこそ、お客さんの口からポロッと出てくる「おぉ。さすが」「新品みたい」「引越ししたてのころみたい」って言葉は、私にとってはゴールにかなり近づいたんだ!っていう確信になる。

その瞬間、私が満たされるのは、ただ褒めてもらった認めてもらったって言うのももちろんあるけど、

私がやったことは、0に戻しただけじゃない。
その人の生活に少しばかりの、儚くとも、一瞬でもプラスをつくることができたと感じるからなんだ。


それと、これは仕事だけじゃなくて人間関係でも共通することで、

お客さんの対応次第でクオリティが変わるのは良くないけど、やっぱり人間だから、どうしても雑に扱われるときと丁寧に対応されるときで、わずかに力の入り方が変わっちゃうな、って思う。

でも、お客さんに雑に扱われても、完璧に綺麗な部屋に仕上げて、雑に扱われないくらいの結果を出そう、って言う考えに切り替えるとうまくいくんだよね。

それもきっと、本当は小さくても何かプラスになるものをつくりたい、と思うから。

それは、目に見えるものじゃなくてよくて。
ちょっとした感動とか、安心感とか、気持ちの良さとか、自分の影響でつくり出せたなら、それは最高でしょう。


2022/7/25   vol.8