魔法が解ける前に

3月25日

この日がきたらあの子たちと過ごした1年が終わる。

思い返してみれば、色んなことがあった。

たくさん笑った日
緊張でガチガチになった日
恥ずかしくて顔を赤くした日
イライラして怒った日
体調を崩して休んだ日
辛くて泣いた日

あの場所は
立場が変わっても何も変わらない。

きっとそれを青春と呼んでいたのだろう。

ただし、今回の主役は間違いなく子どもたち。
私は舞台を組み立て、衣装を作り、照明や音楽で盛り上げる裏方。

それが私の仕事で、ずっと目指していた職業。

何とか続いてるなんて前は言っていたけど
今もそれは変わらない。

いい面も辛い面も両方あるから…
「なってよかった」なんて口が裂けても言えない。
だけど誇れる仕事だなって思う。

あと9日

気付けば残りは両手で数えられるくらいになった。

4月5日に誓った決意をやりとげるために
明日からまた頑張る。