春分点の裏側

春分点は太陽黄経0°であり、対極の180°が秋分点になります。
360°の円を4分割すると、直角となり、各度数は、0°、90°、180°、270°となるます。
太陽黄経では、0°は春分、90°は夏至、180°は秋分、270°は冬至に相応します。
この4つの指標は季節の変わり目になるので、占星術では、各度数から始まるサイン(30°の領域)のことをカーディナルサインと呼びます。0°は白羊宮、90°は巨蟹宮、180°は天秤宮、270°は磨羯宮に相応します。

フランス革命暦は、グレゴリオ暦1792年の秋分(9月22日)から始まるので、グレゴリオ暦9月が新年になりますが、太陽黄経0°の春分点に始まりを一致させることもできます。

太陽黄経0°と180°を同時進行させるということです。
上の図の夏至と冬至を結ぶ直接で円を半分に折って、春分と秋分を重ねます。
そして、互いに反対の進行方向を取ると、同時進行させることができます。

上の図を例にすると、黄経50°(5月頃)と230°(11月頃)を同じ日に経験します。

しかし身体はひとつしかないので、パラレルに扱おうとすると大抵混乱します。
なので、昼と夜に分けます。
昼の時間帯はグレゴリオ暦、夜の時間帯はフランス革命暦で過ごす、という使い分けをしてみると、楽しいのではないかと思います。

昼間のグレゴリオ暦で夏至の日に、フランス革命暦で過ごす夜は冬至になるということです。少し変な気分かもしれませんが、北半球で夏のとき、南半球では冬なので、地球意識を体験できるかもしれません。

こういったフランス革命暦を現代に再生させる試みをまとめて、時間管理のスケジュール表として書籍化する予定です。

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