都市の処女神・神殿娼婦・バーレスク

古代の巫女は、超越的な存在と現象界をつなぐ経路であり、その機能を人間が知覚可能なレベルで再現する手法として、神殿娼婦という役回りを演じていました。

その系譜を継ぐギリシャ神話の処女神アテーナーは都市文化の守護神です。
娼婦が処女へと変容する過程にある倒錯のエネルギーを利用して都市文化は築かれています。

都市生活を成立させるための暗黙の了解は、処女性という聖域のガイドラインであり、それを可視化し都市生活者を整列させる者は、境界の番人である土星の権能を発揮しています。

都市の成立によって、神殿娼婦は、処女と性産業に分離しました。

バーレスクは都市化された古代の巫女が活動する領域です。その男性版がドラァグクイーンです。
処女神崇拝を極めたものの、次の次元に完全には移行しなかった場合、この次元と次の次元をつなぐため、ジェンダーが反転します。この現象に対応する社会的地位は聖職者に該当します。

エンターテイメントと快楽に覆われた倒錯の核には、超越的存在へと導く古代の巫女が存在していなければならず、この倒錯で方向性を見失う人々を正しく整列させる役割が、本来の土星の力です。

日本の芸能界では中森明菜がこの文化の最後の担い手になるかもしれません。

ガールズ・グループでは、日本において全くこの文化を継承していません。倒錯にすら到達していないように見えます。二次元ではセーラームーンがすでにやっていますが、その二番煎じみたいなラブライブ!は、この構造を知らないおじさん達が集まって考え出したゴリ押し感が半端ないです。

PCDは、バーレスク要素を取り入れ成功したガールズ・グループとして世界的に有名ですが、10年ほど活動休止となっていました。そして昨年末に再結成したということです。

リーダー格だけ優遇されていることが不仲の原因と言われていましたが、こういう領域には、リーダー、本来の土星の機能、整列する役割をこなせる存在がいなければ、ナンセンスに陥るわけで、教皇に該当するポジションが必要になるのだろうと思います。

PCD再結成後のパフォーマンスは火で始まり水で終わるという、日月神示を想起させる内容。

極めすぎて半分次の次元にいるRuPaul 

ビヨンセの安定感は土星の女神?


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