1年を52日に圧縮する時間のミニマリズム

現在一般的に使われているグレゴリオ暦の一年365日を52日(およそ七分の一)に圧縮する方法を考案しました。おそらく世界初の発見ではないかと思います。
これは、420度の円を一年のタイムスケールに変換することで実現します。
どういうシーンで使われるかは今のところ想定できませんが、財政破綻の危機を回避する新しい計算法として導入したらうまく機能するかもしれません。

まず、曜日の無限循環構造に基づく420度の円を作成します。
曜日の無限循環構造については、円を42分割(7天体×6回ループ)すると、一週間単位で時間を無限に格納し、時間管理に活用できる表について拙著で提唱しています。
また、天体配列で構成される曜日を昼夜で反転させてつなぐと、トーラス構造として視覚化できることは以前他の記事で解説した通りです。

420度の円の1度は、360度の円では、0.857142...度です。

二十四節気を使うと、一年365日が360度の円にすっきりと収まります。
二十四節気は、黄道十二宮と同じです。
国立天文台の暦要項を参照し、太陽黄経と二十四節気を420度の円に対応させるために、伝統的占星術の「対季(アンティシア)」の概念を用います。

「対季」とは、春秋分点を軸として左右対称に位置する度数は鏡像関係であり、「合=同じ度数」として扱います。

「対季(アンティシア)」は、夏至と冬至を軸として鏡像関係にある度数のことです。コントラ・アンティシアは、春分と秋分を軸とします。両者はオポジション(180°)の関係になります。オポジションはひとつの軸の端と端なので等しく扱います。

白羊宮15度を例とします。
アンティシアは処女宮15度(165°)、コントラ・アンティシアは双魚宮15度(345°)です。両者はオポジションになります。
さらに、白羊宮15度のオポジション天秤宮(195°)を加えて、1つの度数につき、3つの度数を合として扱います。

続いて、「対季」によって360度に収まった一年を、420度の円に組み込みます。プラネタリー・アワーのチャートを流用しているので、天体記号が入っていますが、ここでは使いません。

これで手順の半分ほど終わりました。
次に、エクセルで420度と360度の対応表を作成し、グレゴリオ暦での日付と420度・360度それぞれの度数を確認できるようにします。

2019年8月5日を例にします。
8月5日は420度の円(PH degree)では154度に、360度の円(太陽黄経)では132度に対応します。
同じ行にある他の日付と度数がアンティシアです。
グレゴリオ暦の4月13日、420度の円の26度、360度の円の22.28571429...度が相応します。

2019年の春分から2020年の春分までの対応表は会員専用ページよりご購入いただけます。

360度の円を420度の円に組み込むと、空白の領域が60度できます(420-360=60)。この空白の60度に、一年365日を格納します。

まず、先ほど解説した「対季(アンティシア)」によって、1度につき3度格納できるので、四分の一に圧縮されます。
そしてさらに、1サイン30度を、空白の60度のうちの10度に組み込むことで、三分の一に圧縮されます。
したがって、空白の60度に一年365日を格納すると、七分の一に圧縮されます。

空白の60度に格納する方法は、会員フォーラムで公開します。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?