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【とらねこさん企画】逆転合格大学受験

とらねこさん企画で今度は「もうダメだと思ったときの逆転劇」ですが、個人的には計画をたてて粛々と進めていくタイプです。一発逆転を狙って奇抜なことはあまりやりません。投資のメインは給与天引きの財形貯蓄(公社債)だったり、長期・分散・積立でインデックス投信を毎月、淡々と購入したりします。一発逆転でFXとかビットコインなんて絶対にやりません。唯一奇跡の・・・と言えば大学受験のときかなあと思います。

高校生の時、クイズ研究会に所属し「全国高等学校クイズ選手権」にのめり込んでいました。今とは違って、全国で10万人、最大の時は20万人が参加し、都道府県代表になるのですら0.1%の確率しかないという時代でした。勉強はそっちのけです。これが高3年の7月まで続いたのですから高校内で成績がいいはずがありません。

高校3年の夏、最後の大会も〇×クイズ2問目で敗退しました。あまりにも悔しくて「大学でもみんなでクイズをやろう」を合言葉に付き合いのある高校の子たちとクイズ研究会のある大学に向けて大学受験の勉強を始めることになりました。(チームメイト2人は1年生と2年生。3年生は自分だけでした。)高校3年生の7月。学校の勉強は教科書を全て終えて、既に大学受験の出題問題に取り組む日々が続いていました。勉学をおろそかにしていたので、同級生に大きく後れを取りました。

予備校の夏期講習にも通っていましたが、自分が頼りにしたのは旺文社のラジオ講座でした。今と違ってYoutubeなどの映像授業がありません。ひたすらラジオ講座でした。4月からさかのぼって全部聞き直し、ラジオカセットを友人から借りて取り組みました。膨大な量です。

夏休みは1日少なくとも15時間くらい自学自習です。朝4時からラジオ講座を予習し、5時からラジオ講座。9時には予備校に行き、授業を受けるか自学自習するかでした。夜9時に予備校を出ると帰宅後ご飯を食べて、家で1時間机に向かってって生活でした。陰キャって定まった目標に向かって猛進する強さはあるので、こういう時に力を発揮します。

なんか有名予備校教師の方と同じようなことをしています。秋口には大学別や総合模試も始まったため、勉強時間は平日で稼ぐ日々が受験終了まで続きました。駅前のアーケード街では同世代が楽しく過ごす中、家と学校と予備校を行き来する生活でした。早く解放されてクイズがやりたいと願う毎日でした。
大学受験はセンターで失敗したものの2次試験で数学と生物が得意であったため、無事合格することができました。

4月に大学入学して分かったこと。約束を真面目に守ったのは自分だけでした。他の高校だと動向がわからないというのがありますが、もし知っていたら途中で真面目に勉強するのをやめてしまったような気がします。
そして目標にしていたアメリカ横断ウルトラクイズが終わってしまったことから自分も大学のクイズ研究会を2年で辞めてしまいました。

ここまで書いて高校1年のころから真面目に勉強をしていたらという考えはありますが、そこまでいい大学に行きたかったというわけではなく、そもそも高校ではクイズに取り組みたかったというのがまず第一にあったので、今振り返ってもタイムマシンでその頃に戻って勉強を真面目に取り組むかと言えば違うような気がします。むしろクイズ研究会での活動をもっとやっていたかもしれません。

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