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【後藤ゼミ卒論】人は学び、人は交わり続ける

後藤達也noteのメンバーシップに加入し1年半が経過しました。その中でここ6ヶ月はゼミ(Slackのこと。正式名称はコアメンバーの森)メンバーにも加入し、期間限定という限られた中で、濃密な時間を過ごしました。ゼミ(slack)の卒業時期が近付いています。自分が在籍していた証を残すため、また新たにコアメンバーが募集されるに合わせ、なぜゼミに加入し、そして何を学んだか、それを今後どう生かしていくかを展開していきます。


(1)人生で大事にする3つの信条

30代後半、仕事で多忙ながらも青年会議所に所属しました。そこでは地域で活躍する人材の育成を目指して、身銭で様々な事業を行っていました。

小学生夏休みこども企画のグループに所属していたので、自転車旅や富士山登山など大きな事業を行い、仲間とともに事業を進めていくことで、経験を積んでいきました。
青年会議所の信条は3つあります。これらは今も大事にしている信条です。

  • 修練・・・様々な困難を乗り越えることで自身のスキルを高める

  • 友情・・・仲間とともに事業を進めることで他者との結束を高める

  • 奉仕・・・事業を展開することで地域に貢献する力を高める

(2)自身を動かす行動哲学の基礎部分

正会員4年2ヶ月間の活動により、これらの力は大いに高められ卒業後は学童保育保護者会や地域コミュニティで活躍するまでになりました。

ミクロで見た個人の成長、マクロで見た地域の発展。これらは社会が発展し、「明るく豊かな社会」の実現に不可欠なものです。

学びや体験を通じて成長したからには自身にとどまらず、それを世間にフィードバックしていくべきである。自身の行動哲学はこのころに作られていったものだと回顧します。

(3)ゼミ(Slack)への入会とゼミでの取り組み

メンバーシップにはコアメンバーとして当初から加入しました。様々な経済や投資に関する知見が提供されることで、これまで資産運用の勉強をしてこなかった自分には大きな刺激になりました。

時に情報は意図をもって切り取られ、扇動されるような動きを見せることがあります。

ごく最近の事例としては日銀植田総裁の「チャレンジ」発言に代表されるでしょう。「チャレンジ」という言葉が意図的に取り上げられ、為替相場は大きな影響を受けることとなりました。
後藤達也noteでは一次情報が示されました。様々な視点から書かれた記事を学ぶことで、上記事例では植田総裁は全体的にどのような発言をしたのかなどを簡潔に知ることができました。
経済を知るうえで、考える素材や考え方が記事を通して提供され、それを時間を気にせずに習得できる環境にあったことは非常に大きなことです。
その他にも経済の動きや投資を取り巻く環境など、これまでに接した多くの記事により思考に偏りなく物事を俯瞰する能力を養うことができました。

またメンバーシップではコアメンバーを中心としてオフ会が幾度か開催されました。令和5年7月名古屋で2回目のオフ会を開催するにあたって幹事に任命され、一緒に幹事となったメンバーとともに意欲的に活動することになりました。
活動に当たりslackというツールが用いられ、開催場所の検討、会の次第、様々な報告連絡相談の場として使用されることになりました。これがゼミに入会したきっかけです。

Slackでは投稿に対して、スレッド形式で返信できることから活発なやりとりが行われました。後藤達也noteの記事や各ゼミメンバーが提供した話題に対して様々な返信があったりなど交流が盛んになりました。

それまでなんとなく読んでいた記事も話題に活かしていくためにしっかり読み、記事にnote上でコメントをする習慣もつくようになりました。

また雑談としてゼミメンバーが私生活ぶりを題材にすることで、メンバー相互に親しみがわき懇親を深めることになったほか、名古屋のゼミメンバー同士で幾度と飲みに行くなどリアルな交流を深めることが出来ました。

交流は名古屋だけにとどまらず、東京証券取引所見学時には東京のゼミメンバーとリアルで交流することができ、Slackに戻ってからも様々なやり取りを行うことが出来ました。これらの体験を通して自分なりに資産運用とはどうあるべきかという機軸を確立していくことが出来たように感じます。

(4)ゼミで習得したこと

青年会議所で学んだことを例に「修練」「友情」という点でまとめました。

  • 修練・・・note記事に対して真剣に取り組むことで経済や投資に関する知見を学習した他、オフ会などで自分とは異なる視点を持つ他メンバーとの知見を交えることで物事を俯瞰的に見ることを習得し、自分が大事にしたい投資の価値観を再認識しました。

  • 友情・・・名古屋でのオフ会を通じて投資に興味を持つメンバーと密に交流することができました。ゼミメンバーとの意見交換のなかで投資と言っても対象は様々であり、価値観が多様であることを理解したほか、身上に関する雑談の中で多くの方と親密に知りあえたほか、自分を知っていただくことができました。

わずか6ヶ月という短い期間ではありましたが、非常に中身の濃い時間を過ごしました。意識高いメンバーに接することで切磋琢磨し、自身の知見が鍛えられたほか、今後の繋がりを作ることができたと実感しています。

(5)現状を見るにつけて

現状、経済に関する知見は有識者を中心に多数発出されていますが、まだまだ普及に多くの余地があるものと認識できます。資産形成の傾向は日本と先進諸外国で傾向が大きく異なります。

日本銀行「資金循環の日米欧比較」より https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf

文化や思考が異なるため、日本と諸外国のやり方、一概にどちらが正しいというものではありませんが、貯蓄のまま思考を停止するのではなく、時代の流れに合わせて対処をしていくことは大事でしょう。それには広く世間に正しい知識や正常な認識が広まっていくことが欠かせません。正しい知識の普及が阻まれると社会に悪影響を及ぼすものと考えます。

投資は怖いと食わず嫌いをする一方、まともではないセミナーに多くの若い世代が会場を埋め尽くし、後に資金を失うなど問題となる報道を見ます。
事例としては極端ですが、最近よく報道される投資詐欺や闇バイト。これらは適切な判断ができず、ラクして稼げるという間違った認識により発生した事件と言えます。

その他、YoutubeやTwitterを始めとするSNSでは投資に対する有識者が様々な情報を提供しています。ためになる情報がたくさんある一方で、派手なサムネイル画像や刺激的な主張で耳目を集めようとするインフルエンサーもいます。玉石混合の中で知見を持たない一般人が真贋を見極めるのは困難と言えます。

正しい情報を基にしなければ正しく判断を下すことはできません。ただ、その情報は今やただでは手に入りません。知見やノウハウには価値が見いだされ、正しい情報の入手にかかる労力には正当なコストが発生する時代になりました。様々な情報が洪水のように流れ、混沌とするなかで信頼できる情報や信頼できるメンバーの様々な意見に接することが出来たのは非常に福運があったと感じています。

(6)自身の行動の変化

もともと投資にはあまり興味を示してきませんでした。給与という安定した収入があり、資産形成と言えば給与天引きの財形貯蓄だけ。それよりも自転車で世界を股にかけたり、青年会議所や学童保育保護者会で地域で活動することに興味があり、まさか資産運用を趣味とする仲間にどっぷりと漬かることになるとは思ってもいませんでした。
若いうちに様々な人生経験を積むことは非常に有意義であり、実際に取り組んできましたが、歳を重ねるにつれて稼いで貯えるだけでなく資産運用についても学ばなくてはと思うようにもなりました。

職場の上司に進められてつみたてNISAやiDeCoを始めて見ましたが、経済全体を俯瞰して学ぶ機会がなく、自己流で取り組んでみるものの反省することが多く、資産運用を体系的に学ぶことができる場を求めていました。暇を持て余していたということも有りますが、Slackの中で活動することで、知識教養として投資の世界に入るのも面白いものだなあと思えるようになりました。

ここ最近、職場でも福利厚生の一環で資産形成についてのセミナーが開かれたりしています。それに合わせて若い世代も投資に興味を持つようになりました。金融商品に対する意識が世間で醸成され始めていることも有るのですが、Slackメンバー同士でSNS上やオフ会で知見や認識を鍛えられた結果、職場でもFOMCとか日銀会合の話題を出して経済を語る雑談をすることが多くなってきました。

(7)ゼミでの経験をどう生かすか

ゼミ内で交流を続けることは楽しいことですが、それだけでは一社会人として不十分だと考えます。活動を続けていった中で本当に知見が磨かれたならばゼミという森から飛び出し、新しいステージに進むべきでしょう。
様々な事象に対し自ら調べ、状況を切り開いていくことができるはずです。外の世界に飛び出したとしてもそこで築いた繋がりは別の形で残ります。今後は繋がりを保ちながら自分の道を歩んでいけばいいと考えています。

本当のスタート地点は卒業してからにあります。ゼミで「修練」し、得た知見や「友情」という繋がりをどう「奉仕」還元していくか。先の行動哲学でも書きましたが、ゼミで習得できた知的財産を自分のために活かすだけでなく、どう広くフィードバックしていくかが今後に行うべきことと考えます。

いずれにせよ今が楽しければそれでいい。安穏な世界にとどまり続けるという刹那的な考え方に終始するのではなく、長期に渡る広く有益な活動につなげていきたいと考えています。

(8)卒業に際した決意表明

投資は本来、社会を豊かにしていくものです。最近はクラウドファンディングがその役割を果たすようになり、株式売買はマネーゲーム等の要素を帯びつつあります。しかし、株式購入は資金を投じて会社、強いては社会を強固にしていくものだと考えます。投資に裏付けされた「明るい豊かな社会」の構築に参加していきたいと願います。

  • NISA制度などを利用し、長期にわたり分散して積み立てる投資を実践する。自身の資産形成に努めるほか、応援したい企業に対し資金を投じて、その企業の発展を支えていく。

  • 投資に関する研究を深め、note上での投稿も積極的に行う。投資を身近な世界にしていく一助を担う。

  • さまざまな催事に人足が必要であれば惜しみなく労力を提供する。

以上3点継続していく決意を表明することで卒業論文といたします。付け加えるならば投資により得た利益を自らにとどめるだけでなく、広く世間にお返しできるような立場になりたいですね。
卒業までまだ若干の猶予はありますが、長きにあたりゼミで共に学び、共に交わってきた皆様に感謝いたします。非常感謝。ありがとうございました。


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