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ソプラノコンサートに行ってきた

生まれて初めてプロが歌うソプラノコンサートに行ってきた。
素敵な出会いと、新たな希望を胸に記事にしたいと思う。

コンサートについて

遡ること、数日。
たまたまX(旧Twitter)でコンサートの情報を見つけ、近かったのでチケットを購入した。

チラシ

坂井田さんは私の病(多発性硬化症、通称MS)の親戚?みたいな病気、視神経脊髄炎を抱えつつ、患者会理事長にコンサートにと精力的に活動されている。
ずっとXでフォローはさせていただいており、ブログでは再発のお話もあったので我が事ながら心配をしていた。

圧巻の歌と笑顔

そんな心配は全くの杞憂で、ものすごいパワーを頂いた。
とにかく圧倒された。
あの細いお身体で、どうやって素晴らしい歌声を出されているのか。

そして輝かしい経歴から察するに「もし病がなかったら…」と患者誰もが一度は感じる思いを乗り越えて、病を患ったからこその表現者として精力的に活動されている”芯の強さ”も伝わってきた。

何よりも溢れるほどの笑顔が眩しい。

彼女のこれまでの経験や笑顔に秘めた決意など、勝手ながらシンパシーを感じ、もう涙が止まらなくて、マスクがぐちょぐちょになった。
と同時に、事あるごとに病を理由にネガティブな反応をしている自分がとても恥ずかしくなった。

クリスマス前ということで「きよしこの夜」を皆で合唱し、コンサートは幕を閉じた。

感動のハグ

どうしてもご本人にお礼が言いたい!
気持ちが先走って、勝手ながら終演後の真実子さんの元へ向かうと、初対面なのに快く応じてくださり、体が勝手に動いてお互いハグし合って涙が止まらなかった。根暗で自発的に行動することが少ない私が本能で動いた、本当に珍しい経験だった。

帰り道は、症状で重いはずの脚が軽く感じるほど元気になっていた。
真実子さん、里乃さん、本当に本当にありがとうございました。

これからどう生きるか?

近頃、ホルモン治療の副作用で関節痛がひどく、MSの症状に悪影響が出ている。
まず足が上がりにくい。
そして体を動かすごとに、節々が痛む。また長時間同じ姿勢でいるのも難しい。
できることが減っていく恐怖と、仕事への限界、そして何よりも辛い耐え難い痛み。
このようなネガティブな感情を抱えつつ、これからどう生きていけばよいのか?
そのお手本を真実子さんに見せていただいた、そんな貴重な機会だった。

コンサートのプログラムにあった「あしあと」の歌詞。
これから暗闇にどっぷり染まった時に思い出そうと思う。






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