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オンライン配信機材、どこから買うか?誰から買うか?

機材の女神登場

『彼女から買えば、間違いない。』
ロビーさんから、そう聞いて連絡したのは、
機材の女神こと、プロ機材ドットコム の 社長 森下 千津子 氏(▼写真)だ。

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配信家と機材屋は「シェフとソムリエ」

配信家と機材屋の関係は、飲食店でいうシェフとソムリエのそれに似ている。
シェフという人種もなかなかだがw、ソムリエも相当プライドの高い生き物である。自分に投資し続け、働きながら知識を習得し、相応の客と直接対峙してきたのだから当然だろう。

配信をはじめるにあたり、いい機材を、なるべく安く買いたい?
同じように、はじめて会うソムリエに聞いてみるといい。
『使いやすい(利益が上げられると分かっている)日本酒やワインを、オープン前の名も無きレストランに、すぐに融通してくれ。できれば、市場より安価に。』と。
答えは、聞かなくても分かっている。
それはそれは丁寧で上品で、節度ある文体で返事が返ってくるだろうが、要約するとこういうことだ。―――『失せろ。』
 
(森下氏が言っている訳ではありませんよ、念のためw)


プロに頼む大切さ

機材は酒と同じように、導入したその先が大切なのだ。
使い方を考慮して、プロに選んでもらうことがいかに重要か、カメラに同包されてきた付属ケーブルを例に挙げて説明しよう。

私が購入を決めたカメラはSONYのZV-1。配信する場合、これをパソコンやスイッチャーに接続するケーブルが必要になる。
カメラに繋ぐケーブルの先端部分はL型右向きが使いやすい。(▼写真参照)

アセット 1-80

カメラの下に三脚がつく訳だから、ケーブルはこの型しか選択肢は無いはずだ。だから初期設定で、L型右向きのケーブルがいてくるはず?・・・いやいや、購入先によっては左向きL型や、I型がついてくることがあるらしい。


▼左向きL型(どないせえっちゅうねんw)

アセット 1-80

▼I型(このまま横に・・どうするの??)

アセット 1-80

ケーブルとあっち向いてホイ!する訳ぢゃないんだから、と思い笑ってしまった。これはカメラ購入後に参加したSONY主催のカメラ講習で知ったのだが、そんなに珍しいことではないようで驚いた。

機材の女神と呼ばれる理由

何故か?
それは、販売する側が使ったことがないからだ。

入手当時ZV-1は発売直後で、やっと、YouTubeで最速レビューが見れるようになった、ぐらいだった。機材販売系のネット掲示板では、『自分は使ったことないけど〇台売った』というような悲しい書き込みも散見された。しかし、機材の女神は、私が買うかもしれないという時点で、事前に自分用に1台購入していたのだった。カメラとしてではない、配信機材として、実際に使ってみるために。

ケーブルに話を戻そう。
カメラ側の接続部分はコンパクトさを優先するためかmicroHDMI端子になっている。(先端が通常のケーブルより小さい。)
この接続部分は抜き差しするうちに壊れやすく、接触不良を起こすことがままある。これは、何度か配線をいじっているうちに誰もが経験することだ。だが、女神から買ったケーブルは「故障しやすい部分だけ交換できる」ようになっていた。最初は、何で一本のケーブルじゃないんだ?面倒くさかったのか?在庫が無かったから有り合わせなのか?などとひそかに思っていた。(すいませんw)
▼一部(カメラからすぐの短い部分)だけ交換することができる配線。故障してもその先の他の長いケーブルはそのまま生きる。しかも交換用の予備も最初からついていた!エスパーか⁉

アセット 1-80


これぞ、彼女が機材の女神と呼ばれる所以である。
凄腕のソムリエと同じ。お客様が左利きと分かったら、グラスを置く位置は? ―― おのずと決まってくる。至極単純なことだ。
だが大事なのは、左利きかどうか、お客様に言われて知るのではなく、事前に察知できるか?そのための努力を怠らないかどうか?だ。

補足・女神の残念な所業

とはいえ、どんな人間にも短所はあり、女神にも行いを改めた方がいいと思われる点はある。

彼女は女性目線で、サラリと『それはブスアングルですよ。』などと言ってくるのだ。「ブスアングル」という強烈なパワーワードを使い、「美人アングル」には微塵の興味もない女にも “なんかちゃんと勉強しないと大変なことになってしまう!” という気にさせるのである。まぁ確かに違いが出るので、彼女の意見はなるべく聞いた方がいいのだが、問題はそこではない。

実際にそうした照明・画角の効用を謳っている本人が、動画出演時はほぼノーメイクなのである。人に散々ブスへの恐怖心を煽っておきながら、いかがなものだろうか。
(▼以下動画参照: どスッピンで機材説明する 森下氏。機材の説明に集中すると自分の映り具合どころではないのだろうか・・・遠い目)

このノーメイク伝説には続きがあって、機材の女神がフルメイクで現れたら、そこにいる誰かが本命なのだ、という身の毛もよだつ噂話を聞いたことがあるが、私はその情景を想像しないよう、日々修練を重ねている。


サケズキッチンオンラインへの道・実践編へ

さて、回想編はここまで。
私が一人ではじめようとしたオンライン配信。ビジョンを共有した仲間・同志に出会って、いつの間にか、仲良しの集まりでも、馴れ合いでもない「チーム」となり今に至っている。感謝を込めて、自分の配信の記録を綴る前に、ロビー氏と、森下氏、このお二方のことはどうしても書きたかった。

今後は自分の配信(主に失敗談になるだろうけれど・汗)にも触れながら、そこに関わってくれたかけがえのない人たちのことも、時々、書いていこうと思う。

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