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2024.4.20 越中ホール寄席・立川志の輔独演会

寄席なのに独演会とか意地悪を言ってはいけませんな~。
オーバードホール中ホールに志の輔さんを聴きにやってまいりましたー!


昨年の夏ぶりのオーバードホール中ホール

この日は開演時間と終演時間が発表されていました。
この貼り紙を見た男性が凄いなー2時間半もやるんだー(標準語だったのできっと県外の人)と、それを眺めながら、絶対押す!
志の輔さんが出演してて、時間が発表されてて、前倒しで終わったり、定刻で終わったのに遭遇したことがない!
今日も絶対本当の終演時間は18時!と思いながら会場に入りました。

終演時間で掛けてもいい!!(ダメ)

そして座席は素晴らしい!1列目下手!
下手を向く志の輔さんを独占できます(妄想)。
私がそんないい席取れるわけもなく…ありがとう!富山の親切な人!で、聴いたところによると北日本新聞の最速先行販売での1番手の方は朝の5時から並んだという…すげぇ。

ちょうど下手向いた志の輔さん真正面!!

■片棒:立川志の彦

ご本人はのちに「暖かいお客様…」とFBに書いておられましたが…。いや、生暖かい目が正しいかもってくらいに、滑り散らかしていた。
志の彦さんは好きなんだけど、いい時と滑り散らかす時の差が酷い(笑)
今日は酷い日の方だった…。次回に期待!

■たけのこ:立川志の輔

桜色かベージュ色か照明で色がよくわからーんに黒羽織といういでたちで登場。
ちょっと今日の志の輔さんは声の調子が悪そう…高い声が掠れるような…。

今回の枕は濃厚な富山弁でした。ええ、ですから、再生は不可能です(笑)
ヒアリングはできるんだけど、喋りはできません。

昔の富山のお客は聴く気がなかったちゃー。
38市町村廻ったこともあったが、笑うのに自信がないが、隣の人が笑ってるが見て笑うような感じだった。それが今では、全国色々なところへ公演へ行くが、富山のお客さんが一番いいお客さんになったが…まあ私のおかげであるが。
富山に東京からの落語家が来て、富山のお客の反応が良くないと、戻って来て志の輔!富山の客の反応が良くなかったぞとか言われたこともあったけれど、最近ではいいお客さんだと言われることが多くなってきて…(嬉しそう)

去年ここで杮落しをして、また一年も経たずにまたやるとは思いませんでした。
去年は私が、ここで三番叟を踊って、一席やって、長唄の松永鉄九郎が長唄五人衆を連れてきて、富山のいいところを歌ってくれたりして、また私が一席という形でやりました。
だからここの会場が落語に向かないのは良ーく知っています。
今回の(越中ホール寄席)話も去年の夏頃に聴きました。

ここのホールは4Fまでありますが、4Fのサイドの席は使わないことにしました。2Fのサイドの席の前の方が私の横顔しか見えない席なので、そこを閉鎖するのならやりましょうということで引き受けました。

本当は高座というのは一段高くて、あんたらが低いのがいいがちゃ。なんかわしが一番低いがー。

さっきのはうちの五番だったかの弟子でしたが…なんかこう気持ちが上ずったんでしょうなあ。こういう会の初回だというおめでたい日になんで葬式の話なんか選ぶんでしょうなあ。皆さんも同じ気持ちだったでしょう。

いいお客になったのは私のおかげ!そういうようなことはこういうところで言えばいいんですよ。
あの静岡の人もここで言えばよかったのに!(まだ言われる静岡の人…)

ここから志の輔さんの物は言いようの小ネタが炸裂します(笑)からのたけのこ…。

本当この話何回聴いても好きすぎる(笑)
そうまでしてもたけのこ食いたい勢となんとしても取り返したい爺のやり取りがたまらん(笑)

~仲入り15分~

■百年目:立川志の輔

座る前に、座布団の位置を微調整した志の輔さん!
これは座布団位置へのご指摘があるか(;・∀・)と思ったら今回はありませんでした。どきどき。

こういう着物も持っているということを…(若草色の長着と羽織に柿色の半衿)

正月の地震の時にはPARCOでの一か月公演があって、その公演すらもできるのかわからない状況で、テレビを見てはどうしようもないことに、なんの力もない奴やと思っとったちゃ。
なにもできないので、せめて渋谷から遠く能登や富山まで、少しでも早く復興できるように応援の拍手をくださいと拍手を1万5千人のお客さんに拍手をしてもらってました。

それにしても日本人はすごいですな。自分の家は傾いているのに、テレビのレポータなんかにどうですかと聴かれて、うちは傾いたけれど、あこの家はもう大変だから心配だと、自分のことよりも他の人のことをそんなにときにでも思いやれる、そこが凄いですな…

→ときたので、メルシーひなまつり来るのか?でも3月のてるてる亭でメルシーやってるから、ここでメルシーはないだろう…。何が来るのか?と思ったら百年目でした。
去年のPARCOの百年目の時に幇間こんなしょうもない小唄歌ってたっけ?と。

そしてこの後私にアクシデントが!!
お散歩編を読んだ方は私がこの日寝不足なのをご存じでしょう。夜行バスで香料臭くて眠れなかったんですよ…その反動が百年目にでた!
どうせ出るなら志の彦さんで寝ようよ!(おい)

お茶を入れている場面ですよ…静かな…時間が止まっているような…うわ!止まってたわ!ってほんの一瞬記憶が飛んだ…。
その後は覚醒して、がっつり聴けたんですけど、いやー眠そうになっているのが志の輔さんにばれそうでどきどきしたわ…(そこかい)

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桜の季節に(富山で)合ったことがない。先週が満開でしたよとか、来週咲きそうですよねとか、なかなかタイミングが合わないけれど、今回はまだぎりぎり桜の季節に間に合いましたかな。

今頃言うのもなんですが、声が…風邪でしょうな。
聞き苦しい声でもうしわけなかった。
んーこんな声でもここまでできるんだというのもあった。

あ、龍角散じゃ風邪は治りませんよ。
あれはのどの粘膜に作用して通りをよくするものですから。
目からなのか、鼻からなのか、耳なのかどこから風邪が入ったのか…。

ここは緞帳がないからねえ…すぐには立てないから…

北日本新聞のこの寄席が150周年160周年と続いていくことを祈念して三本締めで終わりましょう。

三本締めが終わって、お辞儀をする志の輔さん…場内暗転のなか、志の輔さんがはけていく~(★▽★)←夜行性なので暗がりの志の輔さんも凝視。

いや~楽しかった!
久しぶりに濃厚な富山弁でねえ。
いいなあ!富山県民!共通言語で盛り上がれて!

本当に本当に久しぶりに遠慮なく富山弁を喋り倒す志の輔さんに惚れ惚れしておりましたー♥

PARCOでは黒紋付袴で聴いて、今回は若草色の長着で聴いて、それだけで凄く印象が変わる。どう変わるのかっていうのを言語化できないのがもどかしい…。

それにしても、今回一番驚いたのはお客さんに落語を届けるために席数減らしたというのが凄い。

確かに仲入りの時に確認すると4Fのサイド、2Fの前の方の席は空席。
アスネットの初日に空席確認をしたら、4Fサイド席が選べないようになっていたので、もう埋まったの?と思っていたのですが、志の輔さんの意思により封鎖だったのねと納得。
富山だからこその、志の輔さんのこだわりも反映されるんだろうなあと感心。
客としては横顔だけでも!って思ってしまうけれど…地元のお客さんに納得がいくものを見せたいのかなあ~なんて思って聴いていた。

そんな意味でも富山県民羨ましいぞー。

とにかく今回も楽しかった。
月曜日の公演では声の調子が戻っていたと聴いたので一安心。

次の志の輔さんは5月4日のてるてる亭です。
ちゃんと夜行バスで眠れますように~。
眠れなかったら寝れそうな場所探すか(;・∀・)

終演時間は【17:58】でしたー!

混み混みでこの位置からしか撮れず~(;・∀・)

また遊びに来てな~(・∀・) 待っとるちゃ。