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2023.4.28 富山旅行 1日目

今年2回目の富山旅行です。
目的は #立川志の輔 さんの射水での独演会です。

初日は東岩瀬で呑んだくれようか、水墨美術館に行こうか、総曲輪界隈をぶらつこうか等々考えたんだけど、丸1日ノープランだったので、ちょっと足を延ばしてみようかなと #西田美術館#ほたるいかミュージアム に行くことに。

なぜ、またいきなり西田美術館なのかというと、2023年6月3日(土)~7月9日(日)に 【立川志の輔 写真展】があるという情報を知りまして、では、下見に行こうかなっていう…。
志の輔さんネタにほいほい釣られます…。
今一番のメインの企画展は #金子みすゞ さんなんですが、せっかくだし見てみようかなくらいの軽い気持ちで行ったのです。

SNSで西田美術館のことを呟いていたら、色々な方から「徒歩15分くらいでいけますよ」とか「富山地鉄はSuica使えませんよ」とか「東京とは電車の本数が違うから必ず時刻表を確認するように」とか「天気がいいと剣岳が良く見えますよ」とかたくさんのアドバイスを頂きました。ありがてぇぇぇ。お陰様で無事旅行できました。

さて、初日は夜行バスで到着。
ウィラーバスのプレミアム会員セールで3500円でした。
寝てたら富山まで連れて行ってくれるので、大変ありがたーい。

到着時からとてもいいお天気で、これは立山連峰が美しく見えそう!と期待大。お腹も減っていたので、早速コンビニに!と思ったものの…駅のコンビニは6:30開店なので、駅でぽやーっと待つ。そしてビールと朝ごはんを買って、まずは公園にいってのんびり朝ビール♪
ここでビール呑むと、富山に来たぞーって気分になる。


まだ立山はぼんやりですが、いい天気。
下水の蓋がかわいかったー♪

さて、一息ついたら、富山地方鉄道…略して地鉄です。
乗換案内で調べた料金と表示の料金が違うなあ…券売機が分かりにくいなあ~ともたもたしておりましたら。駅員さんに「マネー…」と英語で話しかけられる…ああ…このとんでもない髪色でどこの人かわからなかったのね…。

久しぶりの紙の切符に人力改札

お金を入れて切符を買って、さて改札と思ったら、今度は「出発の10分前にならないと改札に入場できないから待合室で待っててね」と案内される。待合室が普通の電車にあるんだ…。名残で残してあるんじゃなくて、現役の待合室だったのね。そして、入場OKとなったら、駅事務所内にいる駅員さんに(こっちこっち)と手招きをされる。完全に「地鉄に乗ったことのない観光客」でございます。それは電車に乗ってからも続き、運転士さんがこの人どこで降りるんだろうか?って感じで、ちょいちょいチェックされているらしい様子がうかがえる(;・∀・)

東京の横長座席になれているので、2人掛けの椅子は驚く~。

この手の椅子の向きの直し方がわからない

後ろ乗り前降りとは…?とりま運転士さんの近くの車両に行けばいいのかしらという雑さで電車に。立山連峰を眺めながら電車は順調に進みまして、もうすぐ目当ての西田美術館最寄り駅の「新宮川」というところで、1つ手前の駅「上市」で進行方向が変わるという。え、じゃあ車両移動せねば~とあわあわと車両移動…そして降車して、畑と田んぼと山…。

無人駅です…。

ここにあるの?美術館が??となりつつも、GPS見るとあるらしいんで、てくてくと歩く。途中で不安になりつつも、遥か前方に化学工場っぽい煙突なんぞも見える…。ここは徒歩で行くところじゃないんじゃないだろうかと、迷子になっても人が居ないので助けを求められないので、ひたすら歩いて、なんとか到着…。

変な生き物の映り込みご容赦
西田美術館

こちらの美術館では「越中おわら節」の歌い回しの礎を作った方の展示があるとHPで見ていたので、メインの展示よりもこちらのほうが楽しみだった。
西田美術館には4つの展示室があって、企画展「金子みすゞ展」「常設展のシルクロード」「イコン展」「越中おわら節」と見れるようになってて、かなり見ごたえありました。イコンは良くわからなかったけど(;・∀・)
シルクロード展示では、フクロウの神様はかっこよかったし、ライオン像がどう見て猫様だったりと楽しめました。
3枚目の写真にフクロウの神様が映ってます!

「越中おわら節」はCDや映像もあって、基礎を作った方の歴史や、寄贈の流れも知れて、おわら好き大満足でした。

【金子みすゞ展】

入場券

「金子みすゞ」さん展示ですが。
詩人はねえ…ちょっと家庭環境的に触れることができなかった世界で、国文科の短大に通っていた時も詩人にはあまり関わらないで卒業してしまったので、お名前とざっくりな内容は知っていたけれど、うーん…詩人…ってくらいの感覚で展示室に入りました。

みすゞさんの人生とその数々の詩・童謡を読んでいくにつれ、じわりじわりと彼女の紡ぎだす世界が心の中に沁み込んできました。読みながら、学生の頃の私ではこの詩を受け止めることが出来なかったんだな…と。
シンプルな言葉で紡がれた詩の中の行間の向こう側にある切なさに心をつかまれる。
柔らかで優しくてあたたかい言葉の裏側の彼女の意志の強さが伝わってくる。

月曜日に聴いた志の輔さんの音楽の話の中での言葉を思い出す。「ジャズを無理に聴こうとしなくても、その時が来たらジャズの方から来てくれるんです。落語も同じようなものだと思っています。」と。
私にとっての金子みすゞさんは、今出逢うべきタイミングだったのかもしれないな…。

展示を一周して、他の展示をみてから、もう一度金子みすゞ展を回りました。

どこの展示も空間を広く使っていて、見やすい美術館でしたが、金子みすゞ展で天井から下がっているタペストリー状態の布に詩が書かれていて、それがメリハリが効いてて印象的でした。

剣岳と西田美術館

去りがたい西田美術館を後にして、お次に向かうのは滑川!
無人駅から電車に乗って約13分。西滑川中滑川滑川って早口言葉かーい!などと突っ込みながら滑川。
人が誰もいない地下道を通って、地上へでても…やはり人がいませんが…平日ですからね。

海側に抜ける地下道

そこから徒歩15分くらいでほたるいかミュージアムへ!

踊るほたるいか
なかなかの目つきのお魚
独特なイラストが気に入って、スタンプ全部押しました。

入場したら、あと4分でほたるいかの発光ショーが始まるというので、しばし待つ。発光ショーも学ぶところ多くて、良き!でしたが、なんといっても触れるほたるいかが楽しかった。ほたるいか大きいなあーって思って眺めてて、はたと気が付いた。
私がいつも見ているのは塩辛とか沖漬けとか茹でほたるいかで調理済み
そうか、調理前はそんなに大きいんだね…ってしみじみしてしまいました。


全長8cmくらいでした。
深海魚コーナーのグソクムシ君です。
身投げ~!!
深海風通路。金子みすゞさんの大漁という詩を思い出す。
ほたるいかは入っていません。

ほたるいかソフトってなんぞ?と思ったらビジュアルだけでした🤣美味しいし甘いのとしょっぱいクラッカーなので良き😍

ほたるいか猟のマンホール
はまなす公園から見える海
はまなす公園から駅方向
滑川駅の上からの剣岳
滑川ともおさらば〜 海も山も近くて気持ち良かった〜

滑川から富山へは、あいの風とやま鉄道 で17分で戻り~。

【宿泊先】
今回のホテルはプライムイン富山でした。
駅近くのビジネスホテルとしては、お手頃価格で朝食もついていて、お気に入りなんだけど、今回は近隣の部屋の人の足音や騒ぐ声が酷くて落ち着けなかったのが、残念でしたわ…。

朝食はメニューが豊富で味付けも美味しかった~♪

【西田美術館】

【ほたるいかミュージアム】


また遊びに来てな~(・∀・) 待っとるちゃ。