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2024.6.8 16周年のてるてる亭

Xで富山湾鮨に1時間並んで食べたという志の太郎さんのポストを見た…ということは!翌日のてるてる亭の開口一番は志の太郎さん?と反応したら「鮨を食べに来ただけかもしれません!!」ってなんて豪華(笑)

それはさておき、この日は16周年記念、17年目に入るというおめでたやな雰囲気。
そのせいか素敵な着物姿の女性がたくさん…さすが富山県民お金持ち。いいおべべを見て目の保養~。

本多劇場の牡丹灯籠が終わっても看板は現役♥

■開口一番は志の太郎さん。

てるてる亭は16周年ということで、前座の頃からたくさん高座に上がりました。
ここでどかんと盛り上げていきたいと思いますが、盛り上げるのも盛り下げるのも自分の腕次第…!

といって始まったのは「たがや」

花火見物でごった返す橋の上で無理やり通ろうとする馬に乗った殿とお付きの人と江戸っ子職人のすったもんだ(略し過ぎ)職人さんのご職業が「たがや」さんで、桶のたがというのを聴いて、まさに「たが」が外れたぶっ飛び落語でした。

■そば清 志の輔さん

2席目に1席目なにやったか忘れてるくらいになりましたからねー年取るとねー、今は終わってから、お弟子に来い来いって呼んでから落語の話なんてしてらんないですよー。
だから今いいますけどね (って公開ダメ出しの前振りだったのかーい!)

責任はフィティーフィティーだと思っているんですよ。
たがやっていうのは、最後のたーがーやーっていうところで、ちょうど声が落ちてくるところで、お客さんが拍手をするのが決まりなんですよ。まだまだ富山のお客さんはダメですな。ただ、そこで思わず拍手しなければならないくらいに持っていけなかった、アレの腕もまだまだってことなんでしょうな。

といって、じゃあお前はどうなんだと言われると、困るんですけどねー(苦笑)

福光と●●のSAの白えびかき揚げうどんが大好きでねえ。
高速道路に乗る楽しみはあれやちゃ。
あのくたあっとしたうどんがいいがちゃ。

わしはスパロー3割、のこり白えびかき揚げうどんでできとるちゃー。(スパロー3割でいいんですか?)
新潟にもこういう蕎麦があるが…こういう…(名前を忘れたらしい志の輔さん)客席のあちこちから「へぎそばー!」「へぎー!」「へぎそば!」と声がかかる。
もちろん声出していいならってことで私も「へぎーーー」って言うてみました(笑)

そうそう…へぎそばあるけれど、蕎麦は長野には勝てんちゃ。やっぱり戸隠がいいんですよー。また戸隠のよーけあんなに細く切れるっちゃーっていう蕎麦もいいがー。10割蕎麦が(箸で持ち上げる仕草)切れない。これが下手な蕎麦屋だとぼっそぼそでぶつ切りやちゃー。

毎年戸隠蕎麦の青年会で呼んでもらって、落語会をしていて、その時に蕎麦の会をやっているから、ずっと新そばを食べさせてくれていると思っていたら、その後から新そばで、その時は蕎麦の在庫整理していたんだと…。
ああ、今はもう新そばを食べさせてくれる会に変わったから、新そばが食べられるちゃー。

そしてそば清…。

蕎麦をすする音にびっくりよー。

~仲入り~

だらーず山下さんが登場して、壇上に呼び込まれるのは北陸銀行頭取 & ちょこちょことペンギンみたいな歩きかたで登場する志の輔さん(*'▽')かわいい…♥

志の輔さん:いつも北陸銀行さんには場内をいつもきれいにして貰ってる。どこか直さなければいけないところがあると、すぐきれいにしてくれて、富山市で常設の小屋を持っているという落語家は少ないですよ。本当にありがたいことです。

志の輔さん:もうあそこに建つものは言ってもいいですか?

頭取:スケートリンクと商業施設とマンションです。

志の輔さん:あそこにスケートリンク??

頭取:そうですスケートリンクが入ります。

志の輔さん:富山の皆さんが羽生結弦くんに会えることがあるかもしれない!

頭取:私たちも体力の続く限り、てるてる亭をサポートさせていただきます!

志の輔さん:ここは元は映画館で、その頃の頭取が街に笑いで活気をということで、ここを設えてくれました。
映画館だから音を吸収してしまう壁でしたが、落語でお客さんの笑い声が吸収されてはとても困る。お客さんの笑い声に乗せられて落語をするようなところもあるから、壁が困ると言ったら、新しいいい感じに声が反響する壁に張り替えてくれた。舞台もヒノキの舞台にしてくれて…それで記者会見で1年に1回でもやってくれればいいなんて言われて、はいそうですねなんていえんちゃ。
つい毎月1回やりますって言ってしまったんだわ。
頭取も乗せ方が上手いんだわー

などなどてるてる亭誕生の話をして、頭取による三本締めでいったん終了…

そして、前半は赤いお座布団でしたが、後半は紺色のお座布団にチェンジ。

てるてる亭が出来た頃は富山の富山市の方に向けた場所でしたが、今では全国各地からここに来て貰って、そんな遠くからこんでも、わしが行くからまっとっちゃ!いうようなところからもお客さんが来て、だんだん富山市の人が座れんくなっているような話も聞きますがー(笑)

富山でやるから富山弁というわけでない。
富山弁の志の輔らくごはここでしか聴けないというのもちょっと違う。
富山弁を喋っている自分が一番リラックスできるから、富山弁を喋っているわけで、ただ、富山を出ると通じない(笑)
大阪弁や博多弁と違って、ちゃーとかけーの方言なので、中途半端なのでまねても面白くないんでしょうねー。東京で富山弁をまねている人を見たことがない。(怪しい富山弁ならいつでもいうとんがー(;・∀・)志の輔さんには届かんちゃー…)

私の師匠の談志にはよく東京の風を吹かせろって言われましたが、そんな簡単に吹かせられたら、皆江戸の風吹かせられますよ。

からの…「文七元結」

16年目最後のお話は文七元結でお時間となりました。

それにしても落語の会場の前にすべるスケートリンクができるんですからねえ。

今後はこちら側も再開発になるでしょう。
そうするといつかてるてる亭も締めなくてはならないでしょう。それは私も納得しています。
ここがなくなってもオーバードホール中ホールがあるので、
そこに移してやることも考えられることですよ。

ここてるてる亭はできるかぎり長くやっていきたいと思っています。ただ昼夜公演やらなよかったちゃ~。
気がつかなかったちゃー年取るって!
でも、昼だけやって、夜やらないと、なんで夜やらなかったーって言われるのがいややちゃー。

2:40か~。
この後夜の会があって、その後朝乃山の会に呼ばれているんだけど、始まるのが18:00で…。
どうするかなあ~蕎麦食わなきゃいいのかなあ~。
でも相撲の人が言うちゃ「てるてる亭をちゃっちゃとやられー」って。酷いこというでしょー。
私はこちら(てるてる亭)の方が大事なんですから!
朝乃山にはまあ頑張って貰って(笑)

そして今年は北陸銀行さんから竹林堂の紅白饅頭をいただきました。
今年はスタッフの方からの手渡しだったのは、去年のどらやき多めに持って行った人でもでたのでしょうか(;・∀・)

●盗撮・盗録が散見されているそうです。
見つけたら自分で注意せずにスタッフまでお知らせくださいとのこと。
そっかー録音しとるちゃ!って拍手する振りして録音機材殴るとか、スマホ叩き落したり、
後からヘッドロックかけちゃいかんってことなのね…。🐰がつかまるでー(;・∀・)

●文七元結
どんな落語家さんでもあれこれ言われる「文七元結」ですが…あれはオヤジが病的なバクチカスだったがゆえに、飛び込もうとしている奴に50両渡しちゃうのも、
一種のバクチ感覚で陶酔していたんじゃあるまいかと🐰は解釈している。

●余談
仲入りのおトイレ休憩の時に、ここにしかトイレないの!って切れている女性がいてなんだかなあ~って感じ。
他にないの!!ってかなりきつめに言っててびっくりした。
スタッフの人が7つあるので、回転早いですよって何度も言っているのに切れてた。正月の地震で他のフロアのおトイレは使用できないと言っているのに…

そんなに心配ならオムツしてこんかーい!!と思った。

また遊びに来てな~(・∀・) 待っとるちゃ。