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意識と記憶が続く日々……

「明日もぼくの意識が再起動して記憶が正常に働きますように……」
寝る前に毎日思う。

寝る前は必ず、いつかこの意識が永遠になくなってしまうことを考える。
それを少しでも引き延ばしたいと思い、願掛けをする。
こんな幼児の思考でいいのか。

「盛者必衰」細々と暮らしていたい。
そもそも大成したところで死というしっぺ返しがある。逆も然別。
死を受け入れられるほどのささやかな幸福こそが求められる。

この話には、死を救済としないという前提があります。

「またいつか」この言葉を聞くと涙が出そうになる。
「いつか」が失われてしまった相手が何人かいる。

少なくともすぐ近くの「また」を大切にする。
寝て、起きて、自分と出会う。
意識と記憶が引き継がれていることに感謝する。そういう日々を過ごす。

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