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ほんとは怖い「ぼっち・ざ・ろっく!」

へいじゅー…
どめぎばー…
死にたみ酩酊ヶ咲ちゃんです😊

寒さが残る日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はくっっっっっっっっっっっっっっっっっっそ暇だったので、


ぼっち・ざ・ろっく!を見てみました。


とりあえず二話までですが、、、、、、

鑑賞した感想としては、
えー…
「え、怖ァ…」
でした。

以下、ネタバレ込み所感。
ぼっち・ざ・ろっく!、通称「ぼざろ」に愛がある方はくにへかえるんだな。おまえにも家族がいるだろう・・・

まず、ぼっち・ざ・ろっく!、通称「ぼざろ」二話までの簡単なあらすじは以下の通り。

中学からギターを猛練習していた後藤ひとり(通称、ぼっちちゃん)は、高校進学にあたり、バンドを組みたいと考えていた。
だが、持ち前のコミュ障っぷりで、バンドを組むことはおろか、人とまともに話すこともできずに高校生活を過ごしていた。

そこで、何気なくギターを背負って公園でぼーっとしていたところ、
偶然にも通りかかった金髪美少女(?)(通称、虹夏)に話しかけられる。(?)

虹夏のバンドは、今日出番なのにもかかわらずギタリストがブッチしたため(?)ギタリストを探しており(?)、たまたま見かけたぼっちちゃんに参加して欲しいということであった。(?)

ぼっちちゃんは虹夏の依頼で、虹夏とその友人であるリョウと共にライブへ出演することになり、そのまま同メンバーでバンドを結成(?)

だがバンド出演にはお金がかかる。
そこで、次のライブに向けてお金を貯めるため、虹夏の提案で三人はライブハウスでバイトを始めるのだった。

(?)の箇所はホラーポイントだ。

ざっくり言えば、家でずっと一人で練習していた子が、憧れのバンドに参加する、的な話だが、不可解な点がいくつも存在する。

一番のホラーポイントは、虹夏がたまたま見かけたぼっちちゃんを誘うシーン。

虹夏は音楽をやっててライブハウスにも通っている高校生という設定なのに、代打を頼めるギタリストが知り合いに一人もいなかったの?
そうじゃなきゃ赤の他人、ましてやたまたま見かけた人間になんて頼まないはず…

虹夏は明るく、なおかつ常識的な思考の持ち主というキャラ設定だ。
しかもライブには同じ高校の友達を招待している。

なのにバンドのギターの代打をお願いできる知り合いは一人もいない?
常識人ポジションなのに、たまたま見かけた人間をバンドに加入させる、なんて非常識な行動をとる?

あからさまに不自然すぎる…
伏線か…
伏線じゃなきゃ不可解ってか不快だ…

しかもそのままバンド結成までしてしまっている。
ええ、そんなに手応えあったの…?
しかし、そんな描写もない。
むしろ、虹夏もリョウも、ぼっちちゃんに対して経験不足すら感じていたのに…

キャラクターが何を考えてるか一切理解出来ないから、キャラクターへの感情移入が一切できない…

意図的にキャラクターの言動に一貫性を持たせていないのか?

まるで、一秒一秒思いつきで行動しているような印象をうける。

また、あらすじのところでは軽くしか触れていないが、虹夏はライブハウスでのバイトに関しても、過保護とも言えるほどぼっちちゃんを気遣っている。

まだ出会って数回しか会話したことのない人間に対して、バイト先を紹介して世話をする…まだぉんな人間かすら状態で、なぜここまで…

…ここでゆるぽむに電流が走る。

あからさまに杜撰なストーリー。
一貫性のない個々の人間性。
ブッチしたギタリスト。
螺旋階段。
カブトムシ。
いちじくのタルト。

これらから導き出る答えは…

本編ではまだ描かれていないが、虹夏とリョウは共謀し”ギタリスト”を殺害している………
そして、それを隠蔽している………………

事の顛末はこうだ。

ある日のライブ前。
虹夏とリョウ、そして”ギタリスト”の三人は些細な事から言い争い、果ては喧嘩に発展してしまった。
かねてより精神疾患を患っていたリョウは、喧嘩の末にベースでギタリストの脳天をフルスイングして殺害してしまう。

(※なぜ、殺害実行犯は虹夏ではなくリョウなのか。
それは、リョウが「変人」と呼ばれると喜ぶ、という常人にしては痛々しすぎるキャラ設定を持っており、おそらくこれはガチで”常人”ではないという伏線。
また、ライブ出演におびえるぼっちちゃんに対して、
「気に入らない客がいたら私がベースで殴るよ(意訳)」
と語っており、ベースで人を殴ることに躊躇がない発言もしている)

殺害後、虹夏はこの事実を隠蔽しようと考えた。

虹夏が考えた完全犯罪…
幸い、死んだギタリストのことは誰も知らない。
だが、自分達のバンドが3人編成であることは皆知っている。
であれば、とにかくギタリストさえステージにいれば、不自然ではない。
そのギタリストが、初代なのか、二代目なのかは自分たちにしかわからないのだから。

虹夏はリョウに死体を移動させて隠すように命令。
自身はギタリストを探しに街へ繰り出した。
ギタリストであれば誰でも良かった。

血眼になって探すのはギターケース。
だが見つからない…
焦る虹夏。
知らない学区まで来てしまった。
まずい。
早くしないと。
自分たちは今、スタジオ内で打ち合わせしていることになっている。
早く、
早くー…

不意に虹夏の足が止まる。
春は終わったが、夏はまだ来ていない、そんな平凡な陽気には似合わない量の汗をかいている虹夏。

だが、虹夏が浮かべる表情は疲労したものではなく、歓喜であった。

なぜなら、彼女は見つけたのだ。
”ギタリスト”を。
名も知らぬ公園にてー…

「ねえ、お願いがあるんだけどさー…」

こうして虹夏はライブも隠蔽も成し遂げた。

だが虹夏はこうも考えていた。

「所詮は高校生の拙い犯罪…きっとバレてしまうのだろう」

「それならそれでいい。私が選んでやったことだから。
でも、バレてしまうその日まで、どうか大好きな音楽をやらせてください」

なんとも身勝手な思考。
殺したのはリョウといえど、隠蔽を画策したのは事実。
本来であればリョウと2人で罪を償わなければならない。

だが、彼女はそうしなかった。
破滅するその時まで楽しむことにしたのだ。

そうして彼女は、刹那に縋ってバンドを組んだ。

「ぼっちちゃんに全部バレちゃったら、私たち、ぼっちちゃんに嫌われちゃうかな?」

バンド結成した夜、ぼっちちゃんが帰った後のライブハウス、虹夏がリョウに問いかけた。

「嫌われちゃうかもね。でも、そしたらまた-…」

リョウはそう答えると、ベースのネックを静かに握りしめる。

「うん…そうだね」

そんなリョウを見て、虹夏は微かに頷いた。

何も知らないぼっちちゃんには優しくしよう。
うんと優しくしよう。
だっていつか、きっといつか、お別れする時が来るから。
せめてその時まで、友達でいよう。

死なばもろとも。結束バンドが誕生した。


………

うーん、三話見たくなってきたな。

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