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酒粕の季節がやってきた

こんにちは!さけ かす子です。

いよいよ今年もあと僅かとなりましたね

この時期になると酒蔵さんから酒屋さんへ酒粕が配られます。私がお世話になっているShinagawa1930のいにしえ酒店さんにも続々と酒粕が届いているそうですよ

そして今年の酒粕、
例年と少し違うといった話を聞きます

それは粕歩合(酒を絞る際に酒粕になる割合)が高いと言うこと

今年の猛暑のせいで、高温障害によって酒米が硬くなってしまい、酒造りの際に米が溶けにくくなっているため
絞ったあとの固体である酒粕はより沢山出来上がるそうです

酒類総研が出している
令和5年産清酒原料米の溶解性予測
でも平年より溶けにくいとの予測が出てました

特に新潟のお米が溶けにくいとの噂を聞き、たまたま酒屋さんで新潟の蔵の酒粕を手に入れたので甘酒にしてみました



加熱しても米粒が全く溶けない笑

しぼりたての酒粕は、まだ自己消化されていなく米粒が多く残っていることは多いのですが
それにしてもここまでお米が硬い酒粕には出会ったことがなかったので少し驚きました!

これはこれでリゾットにすると美味しいかもしれない!
と、また酒粕の活用の幅が広がりそうです

温暖化が進む中での酒作り、
今後はより沢山酒粕が産生される時代が来るのかなと思いました


一方でその酒粕は、活用しきれずに
止むを得ず廃棄されているものもあります


栄養が豊富で料理を美味しくしてくれる酒粕
ヒトにもっと食べて欲しいと言う思いがあり
酒粕カフェや研究会で、酒粕の魅力とその使い方をお伝えしています



皆さんも今年の酒粕、注目してみてください♪


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