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発酵の旅③チーズの酒粕!美吉野醸造

こんにちは。さけ かす子です。

2月に行った発酵の旅、だいぶだいぶ時間が経ってしまいましたが
ここの酒蔵さんのことは記しておきたい、、と思い
自分の記録として残しておきたいと思います。

▼発酵の旅②はこちら▼

3日目は奈良県の吉野へ移動し、美吉野醸造さんへお邪魔しました

のどかな、吉野川の川沿いにある美吉野醸造さん


美吉野醸造さんは水酛という
奈良で古来から伝わる伝統的な作り方を採用しています

この水酛で作られる酒粕は他の酒粕とは全く違い
チーズの風味がかなり強い酒粕
食べた時に感動したのを覚えていて、今回、蔵見学ができることを知り訪問しました(お酒も甘酸っぱくて個人的にとても好きなお酒です)

オンラインで購入した水もとの酒粕、
袋を開けた瞬間、とてもの良い香りがします

水酛とは酒造りの最初の段階、
お米を洗う際に1週間ほどお米を水に浸して乳酸醗酵させ、そのお米と水を使って仕込む方法です。

1週間も経つと浸した水は濁ってきてヨーグルトのような香りがするみたいです

一度乳酸発酵させて、酸性にすることで気温の高い時期でも酒造りが可能になるそうで昔の人の知恵はすごいですね。

この乳酸発酵によって、美吉野酒造さんの水酛の酒粕はチーズの風味が強いのです

ヴィーガンチーズを作る際はこちらの酒粕を使用すると本当にチーズ😳になってとても感動します🧀


蔵見学は、酒作りのシーズン中のみ、この日は私を含め8名ほど参加
蔵見学と試飲を含めて1時間半ほど滞在しました。

蔵見学では、麹室や酒母タンク、吉野杉でできた木樽のもろみタンクの中まで、かなり詳しいところまで見せていただくことができて、とても驚きました

麹室は32℃、湿度75%でかなり暑かった


特に麹室は酒作りのシーズン中に入らせてもらえるところは中々ないと思います😳

杉樽で発酵するもろみ


さらに驚いたことといえば、女性の蔵人が多い、ということ
酒作りって力作業が多い仕事なので、女性はなかなか大変なのではと思いますが、酒作りをしたい!花巴が好き!という熱い思いを持っていらっしゃる方が多く、だから美味しいお酒ができるのかなと思いました^^

自然淘汰シリーズを試飲


とても、素敵な酒蔵さんで更にファンになりました。
奈良駅からも結構遠く、電車も少ない地域にありましたが、訪問して本当に良かったです。


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