見出し画像

P.S.「上海」が大変なんです

「上海」が大変です。

「上海」が大変なんです。

ビックリすることですが、
初代プレイステーションには
「上海」が6種類も発売されているのです。

最初に発売された『上海 万里の長城』(1995 PS)は、
サン電子ではなく、
ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたこともあり、
マウスが同梱された
上海 万里の長城 お買得限定セット』(1995 PS)が発売されるなど、
初代PSにとって戦略的な商品でした。

収録内容に「クラシック上海」があるのは当然なのですが、
ロックダウンが軽く突破されてしまい、
「青島(チンタオ)」、
「北京(ベイジン)」、
「グレートウォール(万里の長城)」
まで遊べてしまいました。

ゲームの鉄人 THE 上海』(1995 PS)では、
「龍龍(ロンロン)」と「紫禁城」が収録されていて、
「紫禁城」では指カーソル以外に麻雀牌を押すキャラクターが登場し、
壁の様に立ちふさがる牌を押す姿に
家から出してもらえない人々の悲哀を感じてしまいます。

上海 グレートモーメンツ』(1997 PS)では、
収録内容が「クラシック上海」、
「万里の長城」、
「北京(ベイジン)」、
「アクション上海」と、
地域の広がりについて変化はないのですが、
牌の絵柄が麻雀以外に、
宇宙、SF、恋愛、芸術、有名、発明、事件へと変異を繰り返し、
ワクチンの効果が心配になります。

上海 真的武勇』(1998 PS)は、
3種類の「上海」が収録されているオーソドックス仕様ながらも、
牌が3Dポリゴンに変異。

上海 ダイナスティ』(2001 PS)では、
「クラシック上海」と対戦専用の「ダイナスティ」に加え、
盲点ともいえるオーソドックスな「4人打ち麻雀」が収録され、
原点が大事だと認識させられます。

原点と言えば、
やはり武漢でしょうか?

上海 昇龍再臨』(2001 PS)では、
「上海」にこだわりつつも、
神経衰弱の要素が追加された「陰と陽」と
スピード勝負の「パンダモニアム~陰と陽~」が収録されているので、
パンダの生息地域を考えると、
「上海」が四川省やチベットのあたりまで広がってしまいました。

初代PSで「上海」を手に入れたとしても、
どの「上海」かで
かなり違ったプレイ体験になります。

「上海」が大変だと聞いても、
その「上海」が上海電力だとしたら、
また違った大変さがあるようですが、
あの膨大なソーラーパネルを使って
「リアル上海」とか遊べないもんですかね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?