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スポーツはオリンピックの政治利用を隠し切れない

10月10日はかつて「体育の日」と呼ばれていました。
 
1964年10月10日に東京オリンピックの開幕式が行われたことから、
1966年に10月10日が体育の日になりました。
 
その後、
2000年にハッピーマンデー制度が適用されたことから、
10月の第2月曜日が体育の日になり、
この体育の日が2020年からスポーツの日に変わっています。
 
ところが、
2020年と2021年は東京オリンピックが行われる予定の日程から
7月にスポーツの日が移行。
 
2022年から再び10月の第2月曜日がスポーツの日に戻り、
2022年は第2月曜日が10日だったことから、
久しぶりに10月10日がスポーツの日として祝日になっています。
 
オリンピックにまつわる何かが「スポーツ」になるという流れに
何となく既視感があるなと思ったところ、
オリンピックの権利は絶対に取っていないのに
「オリンピックモード」を採用してしまった、
「18種目で多彩に遊ぶ」ことができる
パワースポーツ』(1992 PCE)を思い出しました。

この『パワースポーツ』が発売されたのが1992年10月10日なので、
パワースポーツ』は30周年。

1964年に東京オリンピックの開会式が行われた10月10日が
58年の年月を重ねてスポーツの日になったのに対して、
丁度30年前に、
オリンピックをモチーフにしたゲームにいきなり
パワースポーツ』と名乗らせた
ハドソンの先見性を忘れてはならないのですが、
そういえばオリンピックの権利を絶対に取っていないのに
オリンピックモードを採用した
コナミックスポーツインソウル』(1988 FC)
なんて先例がありましたっけ……。


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