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ぼくらが「地域」にでる理由

いつの間にか6月最終日になってしまいました…皆様いかがお過ごしでしょうか。

タイトルはオザケンです…笑。

本日、今年度最初の県士会企画の運営がありました。私もちょっとだけお話しました。

テーマは「地域共生社会」についてでした。正直そこまで深く考えたことが無かった…。

私自身は訪問リハに関わってはいるものの地域のために何かできているかというと怪しいところです。

一方で、他のOTの皆さんもそういった思いを抱えているんじゃないかなと思っています。

どこか特別な話じゃなくて、「ふつうの」臨床家ができる提案をできればと思い「明日からできること」を強調させていただきました。

作成した資料は今後使うこともないので、せっかくなのでnoteにまとめようかと思います。


まずは明日からできること…考えてみませんか

現実は…大変で正直なところ、今やっていることで手一杯。

理想は…あるんだけれど、どこから手を付けていいかわからない。

病院勤務だから…「地域」には関係ないかな。

地域リハはOTもPTも一緒だから…OTとして何かをする必要はないかな。

日々過ごすのは大変ですし、ネガティブな考えも浮かんできます。

でも、だからこそ、明日からできることを考えてみませんか。

地域共生社会について

地域共生社会についての定義は画像の通りです。

発達、精神、身体…。小児、成人、老年…。縦割りじゃなくて「丸っと」見る視点が、現場に出ているOTも意識していく必要があるかもしれません。

作業療法協会は?

第四次作業療法5ヵ年戦略の中では上記のように目標設定されています。

「活動と参加」に対する支援が押し出されています。

当たり前のようで、まだまだ、当たり前じゃない部分だと個人的には思っています。

AIにも相談してみた!

AIに「地域共生社会推進のために作業療法士にできることは何?」と質問してみました!笑。

最初の「個別支援の提供」に、はっとさせられます。

色んな取り組みをしている方がいる中で、なんだかんだ現場で個別支援をしている人が圧倒的に多いと思うんですよね。土台が大事です。

あとは地域資源などを配慮した支援のコーディネートも上がっています。

市民、他職種への啓発は県士会活動を通して行うこともできそうです。

OTの認知度を上げるために…

ちょっと古いですが以下の論文からです。

まずは、作業療法が地域の役に立つためにはユーザーや今後ユーザーになる可能性がある方(大げさに言えば国民全員)、あるいは必要としている周囲の人に知ってもらうことが大事です。いわゆる「啓発活動」です。

最初の協会の戦略もありましたが「活動と参加」の話を軸として話す必要があるかなと考えています。

一方で、活動と参加を「通して」とかにしなかったのは、それが難しいときがあると思うからです。

「話す」は状況がどうであれ、私たちが「活動と参加」に注意を向けることが出来れば始めやすいと思います。

OBPを進めるよりOCPという核が大事なのかなと…。

横のつながりは制度を知る

この「硬い社会の柔らかい関節」は東畑開人さんの言葉です。

社会モデルを使おうとしたときに、どこがどう動いてくれるかわからない社会で、制度を理解することで自分たちが動かせる部分が分かります。

社会、もっと限局的に言えば制度を知ることによって、どこで、どのようにOTが働いているかが少しずつ分かるようになってきます。

それによって作業療法が必要な人をとりこぼしてしまうことも少なくなるかもしれません。

縦のつながりはライフステージを考える

小児は成人に、成人は高齢に、どんどんライフステージが変わるごとにOTも担当が変わっていきます。

ライフステージごとにどのような支援が必要になってくるかを理解することによって、自分の今すべき支援、大げさに言えば自分の社会での立ち位置が分かってくると思います。

県士会の地域活動で何ができるか?

啓発と、縦と横のつながりを考えてきましたが、それを踏まえて県士会の地域活動で何ができるでしょうか?

制度は教科書で学ぶのも大事ですが、実際にどこでどんな人が働いているか実際に聞いたほうが分かりやすいのではないでしょうか?

こういう誰がどこで何をしているみたいな「現場知」は交流会や、研修後の懇親会なのでOTの皆さんをサポートをできると思います。

また、活動と参加に焦点を当てた話ができるようになる必要があると思います。そこは「専門知」として研修を通してOTの皆さんをサポートできると思います。

また、地域への啓発活動も行っていきます。

まとめ

明日からできること、なんでしょうかね?ちょっとずつ進んでいきましょう。ではまた!

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