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ワンランク上のBBQを開催するイベントの作り方

ご無沙汰してます。上田です。

お酒造りと並行して継続していたイベント企画・運営コンサルタント業で講師をする機会なども増えてきたので、せっかくなので自分のノウハウの棚卸しがてらnoteにしてみようと思い立った第一弾。

今回は、この時期に開催する機会が多いBBQについて、30名以上の規模感の企画についてワンランク上のものを開催したい方向けに記事を書きます。

ちなみに、僕の実績としてはBBQ開催回数200回以上、コロナ前にはMAXで300名以上でのBBQを実施したことがあります。

300名以上の時は、準備した牛肉だけで65kg以上でした。
成人男性1人分の肉🍖🍖🍖

※今回の内容は、10名以下のBBQをされる方でもヒントになるものはあると思います。

いいBBQには、ええ肉がある🍖

いいBBQの企画かどうかを評価する基準について僕は「前回参加した方が、友人を誘って次の回に参加するか」を設定しています。

別にこれ、BBQに限ったことではないですが、BBQの時はわかりやすい点があります。

肉がうまいかどうか。

インパクトのある肉!
ローストビーフ!
ボリュームたっぷり!
肉以外も!


僕自身もBBQというイベントは大好きなので、他の方に誘っていただいてBBQイベントに行くことがあるんですが、

提供している肉を見たら(食べたら)、その主催者がただ金儲けのために人集めをしているのか、美味しいお肉を分かち合うという価値の提供の対価で人が集まっているのかがわかります。

そもそも、その会のメインに経費を突っ込んでいない時点で、企画としては終わっているのですが、イベンターなどで企画をし始めた人はだいたい赤字にならないようにするために、人が集まらないとどんどん経費を削っていくことを選択することが多いです。

結果、会のクオリティが下がるので、2回目以降に同じ参加者に声をかけても

「あいつのBBQは、肉がイマイチだったな」

と思われてリピートに繋がらないため、どんどん新規の参加者を募らないとそもそも会が成立しないようになってしまいます。
イベントを長期的に継続させるコツは、リピーターが新規を呼んでくるという流れを作ることです。

なので、BBQをやるなら、ええ肉を用意することが重要です。

ええ肉🍖の調達方法

「そうは言うけど、そのええ肉の調達方法がわからんねん!」

と言う方のために。

では、人が集まるようなBBQを開催するために、ええ肉をどこで調達すればいいのか。

僕の知る限りでは、ええ肉を調達する方法は3通りあります。

・ええ肉を扱っているBBQ業者を見つける。
・肉屋でBBQセットプランを作ってもらう。
・焼肉屋が仕入れている元の肉屋から買う。

ええ肉を扱っているBBQ業者を見つける

僕は大阪のキタエリアに活動拠点を置いているのですが、大阪ではBBQ場などに機材を持ってきて設置して、炭の準備もしてくれた上にお肉も手配してくれて、なおかつ終わったら片付けもしてくれるという業者さんが数多く存在しています。

10年ほど前から出てきた形態ですが、コロナ前のピーク時には1日の売り上げが300万円を超える業者もいました(業者のオーナーから聞いた)。

コロナ後も以前ほど盛況ではないものの多くの業者が乱立しており、各業者のバックボーンは様々です。

そんな中で、オススメなのが元々肉屋または焼肉屋が運営しているBBQ業者です。

さらにいうと、BBQを毎回やる場所を固定で決めているのなら、その場所から近いところで母体となる肉屋か焼肉屋をやっているBBQ業者がイチオシです。

ちなみに、業者さんを使う時に気をつけるポイントは、値切らないことです。

長期的に良い関係性を続けたい場合は、業者さんにしこたま新規のお客さん(=周りの友人)を紹介しまくることが大事です。

それを続けていると価格交渉しなくてもお値段以上のサービスをしてくれたり、値上げのタイミングでも一部を据え置きで対応してくれるなど、とても気持ちいい対応をしてくれます。

肉屋でBBQセットプランを作ってもらう

こちらは、近くの商店街などで肉屋を営んでいる方と仲良くなるところからスタートですが、周りでBBQをやる幹事的な友人が多い場合は、とてもメリットがある方法です。

基本的に、お肉屋さんはより多くの人に美味しいお肉を買ってもらいたいもの。(肉屋の友人談)

だったら、お肉屋さんにとって過度な負担にならない範囲で、お互いがwin-winになるようなセットプランを話し合って作るのがオススメです。

この時、オススメなのは基本のセットを作るとともに、「お任せオプション○千円セット」的なものも作ることです。
このオプション○千円は、3〜4千円以上からで考えるとお肉屋さんには喜ばれます。

そしてお肉屋さんには、このオプション肉の場合はロスカットしたいようなお肉も入れてくれてOKなので、ちょっとだけお得感が出るようにしてほしいとお願いしてみると、とても喜ばれることが多いです。

この「オプション肉」という概念はBBQ業者を利用する場合にも有用です。

現に、僕はここ10年ほどコロナの時期をのぞいて毎年、新規のBBQ幹事を10組以上なじみのBBQ業者さんに紹介していますが、みんなが同じオプション肉追加で頼むようにしていたところ、
業者のオーナーさんに喜んでもらえるとともに、紹介した友人たちにも「あれは別格」と喜んでもらえているので、まさにwin-win-winの関係性ができています✨

焼肉屋が仕入れている元の肉屋から買う

こちらは、少し難易度が上がります。
焼肉屋さんでなじみのところを作ってから、思い切って仕入れているところを聞いてみると、信用されていたら教えてもらえます。

僕の場合は、10年以上様々な友人と食べに行っている焼肉屋のオーナーとLINE友達なので、そういう関係性のお店を作ると、教えてもらえるようになります。

ええ肉を揃える以外で、大事なこと

BBQでええ肉を揃えるのは、ある意味当たり前。

美容師さんでいうと、髪を切れる技術があるのは当たり前の前提条件であるのと同じです。

では、その上で「指名される」=「選ばれる」には何が必要なのか。

もちろん「これをやればいい」という正解はないのですが、

また来たいな、と思える空間

を作れるかどうか。ここが肝かなと感じています。

そこにいる人
会話
お酒
会のコンセプト
会のビジョン

など、様々な要素があると思いますが、参加した友達が、思わず「ちょっと聞いてよ!この前、○○なBBQに行ったんだけどさぁ〜」というふうに、ついつい周りに話したくなるような会になるには、どうしたらいいか?

そこを考えてトライアンドエラーをすることが大事だと考えています。

最後に

いかがでしたか?

実は、たいしたことってしてないんです。
今回、初めて知ったことがあったとしても、知ってみたら意外とできるものばかりだと思います。

でも、周りと差が出るものができる。

料理で例えると、レシピを知ったからといって、一流シェフと同じクオリティの一品ができるかというと別モノなのと同じで、
実際にやってみたからこそ疑問が出てくるところもあると思います。

要望があれば、また記事にしていきます。

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